【研修トレンド通信049】
対策や予防はもう古い？ストレスで「成長」するために

　「講演依頼.com」でもご紹介をさせていただいている河合薫さん。河合さんは、保健学博士で東京大学客員研究員、そして気象予報士の資格を持つスーパーウーマンです。その河合さんが現在、「日経ビジネス・オンライン」でコラム「ストレスで成長する！～“元気力”のある“健康職場”を目指して～」を連載されています。

　「ストレスで成長する！」――なんと今の現状に相応しい言葉でしょうか！しかもビックリマークまでついているのですよ。現代はストレス社会といわれていますが、今はそれに拍車がかかり、右を向いても左を向いてもストレスが追いかけてくるという状況です。しかし、このタイトルにはそんなマイナスのイメージは感じられません。なんだか空に向かってコブシを突き上げて、にかーっと笑っているようなイメージすら浮かびます。ストレスとは本当に悪玉菌なのでしょうか？

　以前にも本コラムでご紹介しましたが、最近はコンスタントにメンタルヘルスの講演のお問い合わせを多くいただきます。もちろんその背景には、ストレス多き時代に社員を気遣う企業側の姿勢、また、社員自らもストレスによって引き起こされる心の病を予防したい気持ちがみてとれます。しかし、今だからこそ「ストレス対策」という気持ちでは甘いのです！ストレスを回避するだけではなく、それをチャンスにして成長をしてやろうという前向きな姿勢でこそ、メンタルヘルスの研修が生きてきます。

　河合さんはコラムの中で、『ストレスの中に飛び込んで、それをうまく乗り越えることさえできれば、ストレスは成長の糧になる』と書いています。ストレスを＜元気になる力＞によって乗り越えれば、そのことによって人間は成長するのだ、ということも。自分の中に＜元気になる力＞があるかどうか、それを作り出せるかどうか。それがメンタルヘルス研修の本当の意味なのだと感じます。

　「講演依頼.com」では、上記でご紹介の河合薫さんの研修およびメンタルヘルスに関する講演を多くご紹介しております。ぜひ一度ご相談ください。

（2009年1月27日 / 発信：「講演依頼.com」 研修チーム）