【研修トレンド通信】
今、『駅ナカ』が熱い！ニーズへのスピード対応は、人事組織改革から

　昨今、「駅ナカ」と呼ばれる駅構内での店舗出店のブームが再燃しています。さらには「駅ナカ」だけではなく、「駅ソト」（？）へも、その熱い熱気は広がっているようです。

　「駅ナカ」とは、（株）JR東日本ステーションリテイリングが運営する、鉄道と商業施設の一体化をコンセプトとした事業ですが、「駅ナカ」というよりも「ecute：エキュート」（品川駅）とか、「GRANDUO：グランデュオ」（立川駅）といった方が馴染みがあるかもしれません。帰りがけにちょっと寄り道、という場合に便利ですよね。

　それと同じように、駅の中に出来て便利なもの、思い当たりますか？　便利さを求めて駅の中に最近多く出来ているもの、それはコンビニエンスストアです。前述の（株）JR東日本ステーションリテイリングでは、駅の売店キオスクに代わり、駅ナカ・コンビニ「ニューデイズ」を次々と出店し、快走を続けています。

　「ニューデイズ」が快調な理由は、もちろん駅の中という便利さもありますが、徹底的に組織を改革したことで、お客様の要望に応えやすい環境をつくったことにあります。駅の中ということもあり、何より重視されるのが素早い会計。もたもたしていたのでは、お客様が電車に乗り遅れてしまいます。そうした部分では、長年キヨスクで働いてきたスペシャリストなどが支えています。しかし一方で、長年の経験と勘を持っているスタッフは、仕入れや作業フローの面において、指導的立場にいるスーパーバイザーの指示をなかなか受け入れず、独自の感覚で店舗を運営してしまっていました。この立場の逆転を、通常の「トップから現場へ」という形態に戻すとともに、新しい人事評価制度を作り、その環境をバックアップしました。

　この人事制度の改革を請け負ったのは、小売業での実績が多い船井総合研究所です。特に、売り場スタッフの声を吸い上げつつも、基本的な戦略は本部で考え、忠実に現場で実行するという上下の情報の流れをスムーズにしたことや、ともすれば中抜きにされがちだったスーパーバイザーの権限を強化し、戦略的に販売ができるようになったことも、大きな要因のようです。

　その効果もあってかどうか、「ニューデイズ」の出店は、「駅ナカ」だけでなく「駅ソト」へも広がっているようです。この「ニューデイズ」の改革を請け負った船井総研の講師を「講演依頼.com」上では多数、ご紹介しております。船井総研の中でも腕利きのコンサルタントが、御社の課題に応じた力強い改革案をご提案します。またその他、輝かしいコンサルタント実績を誇る講師陣もたくさんいらっしゃいます。ぜひ一度、ご相談ください！

（2008年2月19日 /発信：「講演依頼.com」 研修チーム）

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