【研修トレンド通信004】
日本最初の最強テーマパークの秘密

　あけましておめでとうございます。本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。お正月休みを挟み、本日が2008年初のコラムとなります。「講演依頼.com」と一緒にこのコラムも今年もお付き合いくださいませ。

さて、お正月休みはどこかにお出かけになりましたか？ 　今回のお休みは遠方よりも近場が人気だったようで、一番人気はやはり東京ディズニーランドだそうです。この東京ディズニーランド（以降、TDL）、今年がなんと開園25周年です。ここ最近多くのテーマパークが閉園する中で25年間常にトップを走り続けてきたTDL。その秘訣はどこにあるのでしょうか。日経MJに、テーマパークの成功の条件を各分野の専門家が分析したコメントが掲載されていました（1/4付）。

　曰く、テーマパーク成功の条件は、（１）広大なスペースの確保をすることで、顧客の滞在時間を増やし、飲食やおみやげものでの収入を増やすこと、（２）運営主体が寄り合い所帯ではなく、柔軟で機動に優れていること、（３）本物志向であること、だそうです。そして、この3つの条件を維持するためには、従業員教育がとても重要だということも書かれていました。

　TDLのアルバイト時給は、決して高くはないという話を弊社の講師（TDLのアルバイト出身。加賀屋克美氏）からうかがったことがあります。TDLで働く人々は、お金ではなく「ゲストにハピネスを」という精神を今度は自分が与える側に回りたいという気持ちからだといいます。そういった精神（ホスピタリティ・マインド）を育てる為に、またよりゲストに伝えるために、TDLでは様々なトレーニングが行われています。そうしたトレーニングを重ねるからこそ、お客様に長く愛されるテーマパークとして抜きんでた存在であり続けることができるのです。

　企業もテーマパークと同じです。だからこそ、今TDLの従業員教育に学ぶ研修が人気を集めているのです。スキルだけではなく、働く精神もしっかりと育てる。そこにこそ企業の成長のポイントがあるのではないかと改めて感じました。「講演依頼.com」では、ディズニーにゆかりのある講師を中心に様々な成功企業出身者の研修をご紹介しております。 こうした方々はユニークな研修も多く、楽しんで学んでいただけますのでお薦めです。

（2008年1月15日 / 発信：「講演依頼.com」 研修チーム）

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