親たちは、みんな「子どもの○○を直さなければ」「今のうちに○○ができるようにさせなければ」という気持ちを持っています。
でも、この気持ちが強すぎると親子で苦しむことになります。なぜなら、子どもはそんなに簡単に自分を変えることができないからです。
私は、それよりも「子どもと楽しく付き合おう」という気持ちでいることをおすすめします。すると、とても気持ちが楽になって、子どものありのままを受け入れられるようになります。
そして、子どものすばらしさとおもしろさが味わえるようになります。実際、子どもたちは、実に純粋で美しく、パワフルで驚嘆すべき人たちです。
こんなにおもしろい人たちと一緒に生活できることは、またとない幸せです。楽しまないのはもったいないです。
子どもとの生活を楽しんでいると、子どもからエネルギーをもらうことができます。森林浴でフィトンチッドを浴びて元気になるように、児童浴でキッズゲンを浴びて元気になることができるのです。
親が子どものありのままを楽しみ出すと、親子ともども楽しく安らかな気持ちになれます。そうすると、子どもの中で自己肯定感と親への信頼感が育ちます。そして、自分のペースでしっかり着実に育っていくことができます。
親野智可等おやのちから
教育評論家
本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…
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