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2026年03月31日

上司世代必見!いまの若い人との接し方・育て方 まとめ

第12回「上司世代必見!いまの若い人との接し方・育て方 まとめ」

さて、本テーマ「上司世代必見!いまの若い人との接し方・育て方」も最終回となりました。今回は全体の総括をしたいと思います。

これまで以下のようなテーマで書いてきました:

 

上と下よりフラットな関係へ

まずは上司と部下との関係性ですが、やはり権威をふりかざす近寄りがたい存在より気さくで何でも話せる関係、というのがいまの時代にはマッチしていると感じます。いまの若い人たちの親もそんなタイプが多く、学校でも怒られることも少ないはずです。彼らが求める上司は、話すのに緊張して話しづらいタイプではなく、いつでもそばにいてくれてふだんのなにげない会話ができるような大人です。そういう関係がベースにあれば、こちらの言うことにも耳を傾けてくれます。昔は一緒に飯を食ったり残業したりするなかでお互いの関係性ができていましたが、いまの時代はそれがないぶん、ふだんからのリラックスしたやりとり、というのがとても大事になってくるのです。

捨てるもの残すもの

「わからないなら聞いてこい」「仕事が終わるまで帰るな」「失敗して学べ」「上司に気を遣え」などの昭和のプロトコルはおおむね通用しません。そこは切り替えなくてはなりません。しかし、残すべき価値観もあるのです。「挨拶」「年配者を敬う」(年功序列ではなく)、「相手の立場になって考える」など、どれだけAIが進んでも、人と人との関係はなくなることがありません。挨拶は人同士のコミュニケーションの回路を開ける最初のきっかけですし、仕事ができるできないは別として、人として年長者に敬意を払うというのは当然です。この「残すもの」については、人それぞれに次の世代に継承したいものが違うと思いますので、そこは皆さんにお任せしますが、これまで続いてきたものすべてがNGということではありません。なお私個人としては相手に対する「気遣い」、これは日本人として次の世代にも継承していきたいなと感じています。最近どうしてもマニュアル的で視点が短絡的になり相手のことを先んじて考えられる人が減ってきたように思いますが、これができると相手との関係もスムーズに進みますので、ぜひともつないでいきたい価値観です。

育て方のコツは

まず失敗させて自分で気づかせる、というスタンスは変えたいところです。いまの若い人たちは失敗することを極端に恐れ、失敗するくらいなら挑戦しないほうがいいと考える人のほうが多い。なので、それよりも小さな成功体験を積み重ねていったほうが効果的です。また、たとえ失敗しても、そこから視点を前に向かせること。起きたことは仕方がないけど、そこから得られた学びにフォーカスしましょう。失敗を責めすぎると、それだけで辞めてしまうケースも多く見受けられます。一人ひとりの個性を大切にする時代ですので、各個人をよく観察し、その相手の良さを見つけ、そこを伸ばしてあげるような視点が大切です。昔は会社が求める像があり、そこに近づいていかないと見向きもされない感じでしたので、まさに隔世の感がありますね。

終わりに

一年間このテーマを追い続けてきましたが、いま感じていることは、上司と若い人たちとの関係をよくするには意図的なアクションが必要だということです。これは自然に任せていてもよくはならず、たとえばタウンミーティングのような場を定期的に設けたり、研修の場を利用してお互いの理解を深めたり、そういった取り組みが必ず必要になってくるということです。双方が「もっと相手を知りたい」という気持ちはあるので、この取り組みができるかどうかがその組織の未来を変えていくのだと強く感じました。ぜひ皆さんの組織でもそういった場を設けていただければ幸いです。一年間お付き合いいただきありがとうございました。来月より新テーマとなります。どうぞお楽しみに。

川村透

川村透

川村透かわむらとおる

川村透事務所 代表

「ものの見方を変える」という視点の転換を切り口に、モチベーションアップ、チームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決など様々なテーマで講演、研修を行う。自身の体験と多くの研修・講演…

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