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2013年01月07日

自立からコラボへ。~あなたのコラボ力、高めます!コラボレート・ラボ (略してコラボ・ラボ)~(10)コラボレーションに必要な3つの資質

前回お話しした「コラボレーションに必要なリーダシップ」に加え、コラボレーションを成功させるためにあったほうがいい3つの資質、というものがあります。

kawamura-64.jpgコラボレーションとは、基本的に、普段交わる接点のない相手と意図的に関係を作り出す、という作業です。一人でこもって何かをするのが好きというより、大勢で何かを「協働」して作り出すことが好きな人が向いています。昔、小学校の学芸会や展覧会で、あるいは大学時代のサークルなどで、仲間一丸となって何かを創作したのを覚えていませんか?あのときのワクワク感、達成感が忘れられないとしたら、あなたはコラボレーションに向いていると言えるでしょう。

2番目の資質は、相手が気づいていないものを見出す能力です。いつも人に会うとき、「自分をどう売り込もうか」と考えるか、あるいは「この人はどうやったらもっと輝くだろうか」を考えるか、あなたはどちらでしょうか。後者に思い当たる人は、コラボレーション的な視点を備えています。たとえば相手の会社がデメリットに思っている部門や資産の活用方法を提案したり、個人であれば、本人が負い目に感じている過去の経験や性格を、見方を変えてプラスの価値を見出してあげることで、その相手が新たなチャンスを見つけることもできます。そうした経験がある人は、コラボレーターの素質十分です。

そして3番目の資質は、まったく異なる2つを組み合わせて、新しいものを生み出す能力です。多くのアイデアは、ゼロから生まれるより、すでにある何かと何かの掛け合わせで生まれることのほうが多いもの。コラボレーションはまさにその典型。ということは、普段から発想のユニークさを追求している人や、周囲からアイデアマンとして重宝がられている人には、すでにコラボレーターとして一歩を踏み出しています。いまの自分の部署ととなりの部署で何かできないか、ふたつの取引先を組み合わせて新しい企画ができないか、など、さっそくアイデアを練ってみてください。

こうした素質を持つコラボレーターは、これまでとはまったく異なるタイプのリーダーですが、時代はいままさにこのコラボレーターを求めています。日々のニュースを見ていると、コラボの文字を見ない日はないくらい。ソーシャルネットワークシステムなどが発達してきた今こそ、人と人、企業と企業をつなげるコラボレーターが重要な役割を果たすのです。

次回は「時代はいま、コラボレーションを求めている」についてお話しします。

川村透

川村透

川村透かわむらとおる

川村透事務所 代表

「ものの見方を変える」という視点の転換を切り口に、モチベーションアップ、チームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決など様々なテーマで講演、研修を行う。自身の体験と多くの研修・講演…

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