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2010年02月05日

相沢正人のコラム「「時の流れ」に気づけるか?」

相沢正人

相沢正人

キラー・コンテンツメーカー

昨年末、「ファイナルファンタジー13」が発売された。
RPG(ロールプレイングゲーム)ではドラゴンクエストと並ぶ
人気シリーズである。
ファイナルファンタジー(以下FF)では基本的に数人のキャラクターが
力を合わせて敵と戦っていくパーティプレイである。

さて今回のFF13がいままでと大きく異なる設定を取り入れたことを
指摘しておく。

それは主人公が「女性」で「戦士」である、ということ。

これまでのFFでは主人公は「男」であり
女性キャラが得意とするのは「白魔法」とよばれる
回復魔法であった。
そういえば、「癒し系」という言葉も流行っていた。
癒し系女性タレントが人気になったり……。

ところが今回のFFではライトニングという名前の女性戦士が
刀を振り回す!
そしてそのことに「違和感を感じない」。

この「違和感を感じない変化」に時代を感じる。
なるほど、女性が仕事を持つことも当たり前になった。
初婚年齢が高くなってきている。
女性が年上というカップルが増えてきている。

言ってみれば男と女のロール(=役割)も
時代とともに変化しているのである。
ただし、逆転したわけではない。
時の流れによって少しづつ変化し続けているのである。

逆に、人が作るルールは時と関係なくそこにとどまる。

ビジネスが時代と遊離していったりするのはそのためである。
雑誌ですら寿命がある。
人気があった雑誌が休刊、廃刊に追い込まれる。
そして新しい雑誌が創刊される。

FF13をプレイして思う。
男性キャラが女性戦士に回復魔法を使っている姿が
「いま」なんだと。

相沢正人

相沢正人

相沢正人あいざわまさと

キラー・コンテンツメーカー

1957年東京都生まれ。 成城大学文芸学部芸術学科卒業後、(株)光文社に入社。「茶髪」「公園デビュー」「シロガネーゼ」など生活する街に根ざした数々のヒット企画をネーミングと共に展開。同時にモデル発掘…

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