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コラム 教育

2013年03月25日

図を描く習慣をつけると文章問題が得意になる

 算数の勉強で文章問題が苦手という子がいます。文章問題を考えるときに大切なのは、文章の内容をイメージ化することです。

 イメージ化することができれば、式を考えやすくなります。そして、式ができれば後は計算するだけです。

 簡単な文章問題なら頭の中だけでイメージ化することができますが、複雑な文章問題になるとイメージ化が難しくなります。

 そのとき効果があるのは文章の内容を図で表すことです。頭の中だけではイメージ化できないことでも、図で表せばイメージ化できるようになります。

 ですから、宿題などで文章問題をやるときに、図の描き方を教えてあげるといいと思います。苦手な子の場合は親が見本を描いてあげてそれを写させるといいでしょう。

 そうしているうちに、図を描くコツがつかめてきます。そして、それが習慣になってくると、文章問題への苦手意識も少なくなっていきます。

 またテストのときに、難しい文章問題を前にして手も足も出ないまま時間だけが過ぎるということもなくなり、図を描きながら自分で試行錯誤して考えられるようになります。

 ただ、ひとつ気をつけて欲しいことがあります。それは描くのは簡単な図であって「絵」ではないということです。

 子どもの中には、いつの間にか絵を描くことに意識がいってしまい、算数の問題を解くほうがお留守になってしまう子いますので。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…

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