満開の桜が集合体の美しさなら、ハナミズキは、個の美しさではないでしょうか。一青窈さんの歌詞にある”空を押し上げて”がぴったりのハナミズキは、花一つひとつが、”個”を主張する潔さに美しさを感じます。好きな花のひとつです。
今日は1日中の立ち仕事。夕方は、もう足がパンパン。
裸足で歩いてもいいと思うくらいの辛さに、そこがシルバーシートであることを十分に承知しながらも、座ったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ましてや、私より”ワカイ”と思われる人たちが座っているとなおさらのことですね。
必要な人が来れば席を代わればよいと思い、腰を下ろすと今までの疲れが、スーッと消えていく幸せな感覚に、ついうとうとなります。
狭い車両、立っている人の脚が触れました。
少し目を上げると、バックについた赤ちゃんマークのホルダーに気づいた。
あわてて、気づかなくてすみませんといいながら、その人と席を替わった。
その人は、少し遠慮しながらも座ってくれます。
(席を譲っても断られて結構気まずい思いをしたことは、ありませんか。遠慮をしないで一駅でも座ってくれるとほっとしますね)
次の駅で立っている私の前の席が空きました。私の横は、かなり年配の男性です。もちろんどうぞと促します。
が、「レディーファースト」とそのお年よりは、やさしく、そして何よりも丁寧に言いながら、反対に席を勧めてくれます。
素直に有難うございますと座らせていただきました。
ずいぶんと久しく「レディーファースト」という言葉も、その感覚も忘れていました。
初めてアメリカに行ったとき、ホテルでは「アフターユー」といって必ず女性を先に通してくれたり、エレベーターに乗せてくれたりすることに感動したものでした。
が、今は国内外を問わずに「われ先に」の風潮が、蔓延しているようです。
「レディーファースト」や「アフターユー」というマナーや思いやりも忘れられていますね。
電車の中では、我が物顔で化粧空間にする化粧女、おやつタイムの親子、部活の大きなかばんを通路に並べる高校生、「今、電車の中」といいながら話し続ける携帯おばさん、新聞をばさばさと音を立てながらめくるサラリーマン等など、見苦しい息苦しい光景が、毎日繰り返される中での緩やかな感覚が、幸せな時間でした。
人を思いやり、行動できる一人ひとりでありたいですね。
「有難うございます、お元気で過ごされていることを祈っています」。


青柳教恵あおやぎみちえ
OFFICEAOYAGI 代表
人生100年時代を生きる人と組織、社会の成長を願って。 自分らしく生きるための「仕事」「生活」「サードステージ」のヒントを人材育成研修講師・キャリアコンサルタントの視点で提供していきます。 日本航…
