中高生へのMSG　～熱中時代 熱中する喜びを知ろう ～

当時はまだ戦場カメラマンになることは想定しておりませんでした。

家に戻ると、魚図鑑の熟読と魚の写真の模写、釣った魚の魚拓をとっていました。休日は水族館めぐりと魚屋さんめぐり。

魚を見たり触れたりすることが理屈抜きで好きで、本当に熱中していました。

そのため、自分なりの勉強法をみつけて取り組みました。

まずは、「わかる」「わからない」にこだわらず、とにかく問題集を一冊終えてみることを意識して勉強。

つい、わからない箇所に長時間とどまってしまいがちですが、わからないことにこだわらず、とにかく前に進む。そして、何度もその問題集を繰り返すという勉強法で克服しました。

また、時間を短く区切り、短時間集中して勉強する。その時間を積み重ねていきました。

「礼に始まり、礼に終わる。自らを律して、先生、友人、家族に敬意をはらう。」という剣道の精神は、「国、宗教、民族問わず相手へ敬意を払う」という、世界を駆け巡る戦場カメラマンとしての大切な精神の基盤となっています。

一日生き延びる緊張感、食事のありがたみ、理不尽に耐え抜く忍耐力をこの作品から具体的に教わりました。ゆっくりと自分のペースで何度も読んだことを覚えています。

自分が興味惹かれたことを試してみたり、会いに行ってみたり、聞いてみたり、触れてみたり…。

自分が好きなことをどんどんやってみようという想いを届けたいです。子供達には熱中する喜びを味わってほしいと感じています。