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2012年07月05日

自立からコラボへ。~あなたのコラボ力、高めます!コラボレート・ラボ (略してコラボ・ラボ)~(4)上司とコラボレーションという発想

皆さんの職場でも、コラボレーションという考え方を応用することができます。

通常は、上司が指示し、部下がそれをこなす、という主従関係ですが、コラボレーションは、自分が主体。自分から「なにか会社に有益なことができないか」という目で仕事に取り組むのと、言われたことをただこなすのでは、まったく仕事の面白さが違ってきます。

上司とのコラボレーションの方法は二通りあります。ひとつは上司の弱いところを、自分の強みで補う「弱点補強型」。もうひとつは、自分と上司の強みを合わせる「相乗効果型です。

「弱点補強型」の場合、上司の得意分野と自分の得意分野が違う場合に効果を発揮します。人は弱点に対して、なかなか積極的になれないものです。ですから、上司も弱点になる分野に関しては、新しく開拓しにくかった。しかし、上司の弱点=自分の得意分野という状況を活かすことで、会社として新たな分野を開拓することができ、自分も会社もWin-Winの関係をつくりだすことができます。

たとえば上司がfacebookのことをよくわからないが、あなたはとても詳しいとしましょう。この場合、あなたの強みはfacebookの知識です。それを使い、上司に「今度、管理者層向けfacebook講座をしませんか。私が内容は担当しますので、部長は希望される管理職の方にお声がけいただけませんでしょうか」と提案するのです。これで、あなたの二人がコラボした社内向け企画のできあがり。上層部や仲間からの上司の評価は上がるでしょうし、あなたにとっても会社の管理者層に顔を売るチャンスです。

次の「相乗効果型」では、お互いの得意分野を掛け合わせることで新しいものを生むことができます。「弱点補強型」とは逆で、お互いに得意分野の知識(能力)を出しあうことで、その分野をより掘り下げるという方向性のコラボレーションです。物事を掘り下げていくと、誰も知らない部分が必ず出てきます。それを新しいサービスとして提供することで、会社に利益をもたらすことが可能になります。

わかりやすい例としては、いまネット生命保険で有名なライフネット生命。こちらは元日本生命で国際畑を歩いてきた出口社長と、外資系コンサルティング・ファーム、投資ファンド運営会社をへてMBAを取得した岩瀬副社長という、親子ほど年の離れた二人が、お互いの得意分野を掛け合わせ、ネット生保という新しい業態を軌道に乗せたのです。

ほかにも、上司が長年培ってきた営業のノウハウを、WEBに詳しいあなたがサイト形式にまとめ、営業ノウハウ.com のようなサイトを作ることもできます。これも相乗効果型で新しいものが生まれる例ですね。

上司とのコラボレーションで気をつけることは、相手との力関係です。コラボレーションは対等な関係と初回に書きましたが、それは企業同士の場合であり、上司との関係では、やはり上役を立てるべきです。しかし、上司にも共に協働してもらわねばならないので、そこは上手に、まずはゴールのイメージをはっきりと見せ「これを実現するために、この部分については、ぜひ部長のお力をお借りしたい」というような「依頼」の形をとれば、上司は嫌とはいえないはずです。

コラボレーションとは、まずは自分の強みを意識することからはじまります。そこで上司にとって役立つリソースは何か、上司の持っているリソースと掛け合わせたときにどんな可能性があるか、などを考えてみると、新しい製品やサービスが生まれるかもしれません。

次回は、同僚やほかのチームとのコラボレーションについてお話します。

川村透

川村透

川村透かわむらとおる

川村透事務所 代表

「ものの見方を変える」という視点の転換を切り口に、モチベーションアップ、チームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決など様々なテーマで講演、研修を行う。自身の体験と多くの研修・講演…

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