2018年01月22日

結果を出すリーダーの選択~不易流行~

私が生まれ育った料亭では、2人の強みの異なるリーダーがいました。

一人は大女将である祖母。祖母は明治生まれの人で料亭橘家を立ち上げた人です。
芸事が大好きで趣味も多彩、伝統を重んじお客様を楽しませるのが得意な人でした。
祖母のリーダーシップはカリスマ的で強い個性のもと自らがいつも中心となり芸者さんを巻き込んでいくタイプの人でした。

もう一人は女将である母。昭和一桁生まれの彼女は父と結婚し四国から上京、初めて水商売に入った人です。意識が高く、根性がありどうすれば商売が上手くいくのか常に考えている人でした。
母のリーダーシップは親分肌で常に芸者の目線におり、革新的な考えの元一緒に幸せを掴んでいこうと
するタイプの人でした。

そんなタイプの2人は橘家の運営に置いていつもぶつかっていました。
今思うとどちらの考え方も正しい面はありましたがあの時代母がいないと橘家はつぶれていたかもしれません。

不易流行とは変えてはいけないものと常に時代の変化に応じて変えて行かないといけないもののバランスだと思います。
近年歴史のある大手企業の業績が悪くなったり、不祥事が続いているのも、その理由の一つにこの不易流行ができてないからではないのでしょうか。
伝統を守っていく為にこそ時代の変化に応じた革新が必要なのです。