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2019年05月27日

一緒に頑張るということ

先日、ある方とお話しをしていてとても新鮮な価値観、考え方に触れた。
私は現役時代、「自分が頑張らなきゃいけない」そんな思いで過越し、引退後は大学院生活で「自分で頑張る」ことがベースにあり「わからないことは教えて下さい」そう聞くことを覚えた。自分の知らない世界に行くと、「知る」喜びがあることに気がついたのだ。なので、少しずつバランスはとれてきたかなとは最近感じている。少なくとも、一人だけでは頑張れないことを学んできたつもりではいた。その方はスウェーデンの方だった。

「みんなで一緒に考えたい」
「自分には権限がないとか、あるとかではない」
「いいものをアウトプットしていくことが楽しいし、必要」

こんなことを話していた。
よく考えてしまう。「どこまでやっていいのか」「自分にはまだそんな力ないのでは」こんなことを。
しかし、この方のように素晴らしい経験と実績がある方が私に「一緒に考えて一緒に作り上げたい」こう話していたのを聞いて情報を共有して目的に到達するってすごく楽しそうと私は思った。

つまり、この課題に対して一人だとアイディアも出ないし、同じように生きてきた人だけでは偏った価値観になる。しかし、様々なバックグラウンドや性別、国籍、文化を超えそれぞれの意見を議論するときはすごく楽しいのだろうということだろう。

類は友を呼ぶというが、見た目が一緒、育ちが一緒とかではなく、今の自分が何を考え、やっているかで自身の気持ち、考え方を「シェアする」こんな志を持った人たちがたくさん増えると楽しい人生になりそうだ。

伊藤華英

伊藤華英

伊藤華英いとうはなえ

競泳オリンピアン(北京/ロンドン五輪 水泳女子日本代表)

べビースイミングから、水泳を始め、15歳で日本選手権に初出場。女子背泳ぎ選手として注目される。2008年日本選手権女子100m背泳ぎで日本記録を樹立。初めてオリンピック代表選手となる。その後、怪我によ…

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