2003年06月05日

やると決めてからやる人、ただやる人

 どうやったら自分に自信が持てるか。

 セミナーに参加する、その手の本を読む...いくつか方法はあるだろう。でももっとお金をかけず、簡単に誰でも出来る方法がある。それは自分の生活に「決めてから→やる」習慣を取り入れることだ。


1.人は自分との約束を守れない
 私は仕事の約束は絶対に守るが、プライベートなこととなると、とたんに後回しになってしまう。「本のゲラチェックを月曜までにする」ことはできても、「歯医者の予約を入れる」「運動不足だからプールにいく」ことがなかなかできない(思いあたる人も多いのでは?)。

 これらはできなくても対面は失わないし、恥をかくこともない...ように見える。しかし、これで一番損害を被っているのは、実はあなた自身であることに気づいているだろうか。いつもしようと思いながらそれをやらない-つまり、自分にウソをついているのだ。そして、自分で自分を信用できなくなってしまう。ついには「ええい、どうせ決めてもできないから、なるがままよ。そのほうが気楽でいいじゃん!」となる。でも、ほんとにそれでいいのでしょうか?


2.「絶対できるTODOリスト」で自信をつくる
 仕事で「TODO(するべき仕事)リスト」を作っている人は多いだろう。以前コンサルティング会社で働いていたときは、私もTODOリストを作っていたが、その役割はすべきタスクを管理するだけに過ぎなかった。しかし、TODOリストにはそれ以外に、ほかのメリットがある。

それは
1.することを前もって決めることで、ただやるだけのプロセスに、計画→実行という2段階が生まれ、計画性がでる

2.決めたことができると、自分を認めることができる

 ある日の晩、私は次の日に珍しく用事が集中していたので、ノートの片隅にTODOリストを書いてみた。

 ・プールにいく
 ・歯医者にいく
 ・翻訳の書類を訳者に渡す
 ・健康診断の申込
 ・人への贈り物を買う

 そしてこれらをひとつずつ潰していった。そしてその夜。リストを見ると、5つのうち、3つが実行できていた。
 「自分ですると決めたことがちゃんとできた。自分て偉いな。誇らしいな」

 この「自分で決めたことをやった。自分はすごい」という感覚こそ、自信の小さなつぼみである。自己満足でいい。どんなに小さなことでも、自分との約束を守ると人は自分を信用できるようになる。自信とは庭の植木のようなもので、日々手入れをしなくてはいけない。手を抜くとすぐに『不安』という雑草が生えてくる。だから私は、日々、こんな小さな工夫をして自分の自信を補強している。


3.「決めてから→やる」習慣を
 今日、ためしに自分のTODOリストを作ってみてはどうだろう。仕事用でなく、プライベート用で、絶対実現可能なリストだ。そこらのチラシのウラでもいい。

 「銀行でお金をおろす」「コンビニでプリンを買う」「テレビで日韓戦サッカーをみる」...こんなことで十分だ。
 そしてそれを実行する。すると「自分はするといったことをきちんとやっているな」という感覚が芽生え、それが大きな自信に育っていく。

 どうせやらなくてはいけないことだ。だったらその前に「やると決めてから」やってみる習慣をつけよう。ただやるのと、やると決めてからやるのとでは得られるものがあきらかに違うはずだから。

 自信=自分で決めたこと×実現した数

<今月のレッスン:やると決めてからやる。このプロセスが自信をつくる。>