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No.16 石黒彩

インタビュー INTERVIEW/美しい人 No.16 石黒彩 「母になって、何があっても長生きしなくちゃと思う。笑いジワだって、毎日涙流して笑ってるから、それが現れてるんだと思うと、うれしくなってくる」 Photo:三宅詩朗/ Text:森綾/ Edtior:鈴木ちづる

No.16 石黒彩

― 石黒さんは今、3人のお子さんを育てながら野菜ソムリエなどの資格もとり、料理本なども出すほど料理がお上手ですよね。もともとお料理が得意だったのですか。
石黒 結婚前は料理は全然しませんでした。できなかったですし。でも主人は食生活が全然きちんとしていない人で、お酒ばっかりだったんですよね。仕事関係で外では誰かと食事することもあるとは思うんだけど、そのときもあまり食べずにお酒がメインだったみたいです。ロックンローラーだからなあ(笑)それで、私は彼が何時になろうが、一緒にご飯を食べたくて待っていました。そういうときに、一番便利なのが鍋なんです。4品とか作っても、全部火を通し直して出すのはまた大変じゃないですか。それに頑張って作っても「美味しいね」と言って二度と食べなかったりするんです(笑)。どうやら彼は外で本当に美味しいものを食べているから、実は味にうるさいんですよね。市販のものを買ってもバレてしまう。これ、旨いけど…違うね」って(笑)それで鍋なら具材で色んな種類が作れるし、味も失敗しづらいので、最初は鍋ばかりでしたよ。
― 一緒に食べたくて待った、というところがいい奥様ですね。
でもそこまで食べることに拘るようになったのは、理由があるのですか。
石黒 私の両親はファッションビルでブティックをやっていたので、朝から晩までほとんど仕事をしていました。帰ってきたら私が寝ていて、私が起きる頃はまだ両親は寝ているという感じ。でも私は常に美味しい手料理をおばあちゃんに作ってもらっていたんです。たとえば肉じゃが、五目ご飯、ドライカレー、ブロッコリーとカリフラワーとチキンのクリーム煮。北海道だったのでざんぎと呼ぶんですが、唐揚げ。…私、結婚するときにおばあちゃんからレシピ帳をもらったんです。あと、おばあちゃんが使っていた料理本も。それを読むとね、今の料理本と調味料の分量とかはほとんど変わらない。ただそれを、昔は大皿にどーんと盛ってあっただけ。ある意味、それが私の中にあったんです。そういうのをちょちょっと今風に変えようと。だから鍋から次の段階に行けたんでしょうね。子どもを妊娠して、さらに食べることの大切さを痛感しました。だって私が食べるものが赤ちゃんの体になり、生まれてからのおっぱいになるわけですからね。
― なるほど。野菜ソムリエの資格を取られたのはどういう思いからですか。
石黒 純粋に野菜が大好きだったので。より美味しいものをスーパーで選べたり、野菜の名前が覚えられたら楽しいと思って。3年前かな。車の免許をとったその後でした。これは日々の買い物のなかで爆発的に役立ってますよ。たとえばキャベツの選び方ひとつとっても。ひっくり返して芯は500円玉くらいの大きさがいい。そこから葉脈を見て左右のバランスのよいものを選べばいい、というように。子どもたちともそんな会話をしますし、うちの子達は「おなかの調子が悪いから今日はキャベツか大根のお味噌汁にして」なんて言います。「ジャガイモは『きたあかり』がいいとかね。「今日のは芋が違う」と言われて、わざわざ買いに行ったりしますよ。なんで私『きたあかり』探しまわってるの、みたいな(笑)。
― 最近は、料理をブログにもアップしてらっしゃいますね。
石黒 以前は私がキッチンにいて、作り立て、揚げたてを「はいっ!」と出すという形式だったのですが、ブログの写真は全品揃って撮りますから、全部をうまく一度に揃えて、私もみんなと一緒にテーブルについて食べるようになりました。それはブログを始めて意外によかったと思ったことでしたね。

No.16 石黒彩

― ママとして、子育てにもとてもがんばっていらっしゃいます。
石黒 正直、3人の子育ては本当に必死ですよ。最初はどうしたらいいのか全然わからなくて、ベビーカーでぐるぐる近所を廻りながら泣いたこともありました。でも今は少しわかってきたかな。子どもたちが私のことを心配してくれるようになりましたから。それから子どもたちにさせてみたいと思うことは、まず私が夢中になって楽しんでるのを見せようと思っているんです。
― それはどういうふうに?
石黒 砂場で遊んでほしいなと思ったら、私がまず夢中で砂場で遊ぶ。今度、上の子が受験なんですけど、私、6年生のドリルを自分用にも買いました。一緒にやろうと思って。自分自身「勉強しなさい」って言われたことはないんです。両親はバリバリ働いていて何も言わないから、私は逆に振り向かせたくて勉強したようなところがありましたしね。
― 自然に自立を果たしてこられたわけですね。頑張るママを見せる作戦、なかなかすごいと思います。そこまで料理も子育てもちゃんとされて、なおかつ「美ママ」ですものね?
石黒 いやもう、スッピンでママさんバレーとかやっちゃうので。ごしごし顔を洗っちゃうくらいですよ。まあ、そういう楽しみが優先なんです。で、その後の美容という感じでしょうか。まず日焼けしたら24時間以内に美白美容液をつけるようにと心がけています。それと、髪が長くて、撮影でまとめるときに逆毛を立てるので痛みやすいんですね。そこでトリートメントを10本以上揃えて、洗い流すもの、そうでないもの、ドライヤーの熱で効果をあげるものなど、組み合わせを考えたり。でもなんといっても3人の子どもをお風呂に入れたら1時間以上ドライヤーで乾かしていた時期があったので、てっとり早くて自分に合うオールインワン・コスメはどれかと研究したこともありました。時間がなくてイライラするくらいだったら、そういうものに頼るのもいいことだと思うんです。
― きれいでありたい、という気持ちはずっとキープしていらっしゃるんですね。
石黒 私、16、17歳の頃は、21歳になったらおばさんだと思っていたんです。40歳になんてとてもなれない。その前に死ななきゃ、とか本気で思っていました。でも自分が年をとり、6年生、4年生、2年生の母親になってみると、何があっても長生きしなくちゃと思います。体型が崩れたって、子どもを産んで育ててる私が好き、と思えるんです。笑いジワだって、毎日涙流して笑ってるから、それが現れてるんだと思うと、嬉しくなってくる。まだまだ悩んで生きるんだろうけど、年をとるのも、いいことだなと本当に思えるようになりました。

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私を美しくしてくれる一品

「むくみやすい体質で、仕事で脂ものの多いお弁当などが続くと、ジーンズのサイズが2つ変わるくらいなんです。そんな私に、マネージャーが勧めてくれたのが「ベジーデル」。野菜や果物を発酵させた酵素液で、ものすごい栄養素が含まれているので、腹持ちがいいんです。これを飲んで一食分と引き換えにする日をつくり、時々デトックスしています。肌やおなかの調子もよくなります。」

石黒彩 (いしぐろ・あや)

石黒彩 (いしぐろ・あや)

石黒彩 (いしぐろ・あや)いしぐろあや

タレント

アイドルグループ「モーニング娘。」初代メンバーとしてデビュー。第40回レコード大賞最優秀新人賞を獲得し、NHK紅白歌合戦に出場するなど一世を風靡した。2000年に同グループを卒業し、パタンナーを目指し…

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