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2018年02月15日

心理学の観点でもわかる“笑顔の力”

いよいよ冬季オリンピックが始まりましたね!
早速感動のシーンの連続で、私はテレビに釘付けになっています。

そんな中、大切な場面で、自分が普段持っている力を発揮することが、
いかに難しいかということを様々な選手が口にしています。

-自分の演技ができれば-
-いつもどおりのレースが出せれば-
4年間、この大会に向けて並々ならぬ努力をし、誰にも負けない実力をつけていたとしても、
いざ本番で緊張やプレッシャー、体調不良などにより、その力を発揮できなければ目標を達成することができない。

なので、最近のトップアスリートはかなり緻密なメンタルトレーニングも並行しておこなっているようです。
そうやって、技と身体、そして心も鍛えて力を発揮する姿にはやっぱり何度見ても胸がいっぱいになってしまいます。

さて、この様な世界が注目する大舞台、というほどではないにしても、
私たちも生活の様々な場面で、力が発揮できないもどかしさ、って感じることがありますよね。

例えば面接などの場面。最近も、そろそろ就職活動の準備が始まっているらしく、
私の勤務する大学でも学生がこんな話をしていました。

「インターンの面接で、準備していたのに、上手く伝えきれなかったよ。悔しいなあ。」
これはよくわかる!私も大切なプレゼンテーションの場面で、同じような経験をし、
情けない思いをしたことがあります。
ああ、もうちょっと私、面白い説明できたのになあ…やっちゃったなあ。

この様な時はたいてい、緊張やプレッシャーから肩に力が入りすぎてる時。
大切な場面だと思えば思うほど、冷静になろうと思えば思うほど、落ち着いていられない時です。

この様な時の対策法として、心理学では認知行動療法など色々なトレーニングがありますが、
私は一番手っ取り早く、普段訓練していない人でも簡単に試せる策として、
「笑顔をつくってみる、笑ってみる」という方法があると思っています。

まず笑顔を作ることで、(1)身体の力が緩み、少しリラックスできます。
そして(2)心理学には「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい。」「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい。」という身体変化の認知が情動(※一時的で急激な感情の動き)に影響を与える、という説もあり、脳科学の分野でも口角を挙げるだけでも脳がセロトニンを分泌するという研究もあるそうで、こわばった表情でいるよりは意識的にでも笑顔になることで余裕が生まれるなど、感情にも影響がおきます。

もしできれば、更に(3)その表情のままで緊張している自分をもう一人の自分が俯瞰で見ることができればより落ち着いてくると思います。その時、緊張している自分に無理に落ちつかせようと思う必要はなく、「そうよね、一生懸命準備してきたもんね」ともう一人の自分に温かい言葉をかけてあげてください。

よく形から入る、といいますが、文字通り笑顔という形から入って、
緊張を楽しめるように気持ちを持っていく方法です。
誰にでもどんな時でもどんな場所でも、何の用意もなくてもすぐやって見ることができます。
笑顔の力、もし良かったら皆様も試してみてください。

渡邊洋子

渡邊洋子

渡邊洋子わたなべようこ

公認心理師

大学卒業後、株式会社博報堂に入社し、ラジオ局、新聞局で勤務。ラジオ局ではFM局の番組のスポンサー業務を、新聞局では読売新聞担当として新聞広告業務に携わる。その後出産のため退職し、専業主婦を経験。200…

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