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コラム 教育

2011年07月25日

子どもが挨拶ができるようにするには?

 親はみんな、わが子に挨拶や返事のできる子になって欲しいと思っているはずです。では、そのためにはどうすればいいのでしょうか?

 まず大切なのは、親自身が見本を見せることです。子どもや家族がするのを待っているのではなく、自分から率先垂範で明るく気持ちのいい挨拶をすることです。

 たとえ、子どもや家族が挨拶しないときでも、自分から明るく気持ちのいい挨拶をしましょう。自分自身が挨拶を楽しみ、それによって自分自身が明るい気持ちになることです。つまり、挨拶のよさを親自身が体現することです。

 誰かが挨拶をしないからと言って、いちいちそれをとがめてお互いが嫌な気持ちになるのはつまらないことです。それより、親が自分だけでも明るく気持ちよく挨拶した方がいいと思います。

 次に、子どもの挨拶をほめてあげることです。
「○○の挨拶はいつも気持ちがいいね」
「○○の『おはよう』を聞くとママも元気になるわ」というようにほめてあげましょう。

 次に、親子のロールプレイ(役割演技)で練習することです。例えば、友達の家に遊びに行ったときの挨拶を練習するなら、次のようにやります。

親:あら、○○君、いらっしゃい。
子:おじゃまします。
親:まあ、挨拶が上手ね。

 いろいろな状況を設定して、「○○ごっこ」ということで楽しみながら練習してください。2人だけでなく3、4人でやることもできます。

 いろいろな方法を紹介してきました。子どもの実情に合わせて少しずつやってみてください。

 ただ、600人以上の子どもたちを教えてきた経験で言いますと、このような努力を親がしてもなかなか挨拶できるようにならない子もいます。そういう場合は、もう挨拶には目をつぶって、その子のいいところを見つけてほめるようにしてあげてください。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…

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