2017年10月25日

脳のウォーミングアップをすれば勉強に集中できる

 子どもが勉強を始めようとして、ようやく重い腰を上げた。ところが、せっかく机に向かったのに、いざとなると中々始まらない。いつの間にかごろんと寝ころんでいた…。こういうことはよくあることです。

 このとき、子どもの心の中は例えば次のようになっています。「さあ、勉強しよう→何からやろうかな?→日記にしようかな、漢字にしようかな→よし、日記にしよう→う~ん、何書こうかな?ああ、書くことがない→ごろん」「さあ、勉強しよう→何からやろうかな?→算数にしようかな、漢字にしようかな→よし、算数にしよう→あれ、けっこう難しいなぁ。ああ、めんどくさい→ごろん」

 これでは、やることを決めるだけで数分が過ぎてしまい、せっかく机に向かったときの勢いを保てずにしぼんでしまいます。こうならないようにするのに、とてもいい方法があります。それは、やる順番を決めておくことです。特に、一番最初にやるものは大事なので、「これ」と決めて毎日同じものから始めることです。

 私のおすすめとしては、「8+7 14‐8 8×9」などの簡単な計算問題を5問から20問くらい書いてあげて、それをやらせるといいと思います。というのも、これらは単純で取りかかりやすくて、しかも短時間で終わるからです。さらに、タイムを計って新記録を目指すとか、すぐに丸付けをして100点連続記録の更新をねらうなどのゲーム性を持たせるとなおいいでしょう。

 こういうものから始めると、あっという間に1つの勉強をやり終えることができます。この達成感が気分をよくしてくれて、ノリノリの状態で勉強モードが加速されます。しかも、最近の脳の研究によると、このような単純計算をやっているときは脳全体の血流がよくなるそうです。ですから、脳のウォーミングアップにも最適なのです。

 日記を書くとか算数の文章問題を解くなどの勉強から始めると、こうはいきません。まだ脳のウォーミングアップができていない状態で、いきなりこのような複雑な思考を必要とするものから始めるとたちまちイヤになってしまいます。

 「あ~、何書こうかな」「う~ん、難しいな」と言っているうちに時間がどんどん過ぎてしまい、そのうち寝ころびたくなってしまうのが関の山です。