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コラム 教育

2013年11月25日

やるべきことの見える化で叱らなくて済むようになる

 何事も、子どもを口で叱るだけではできるようになりません。それに、叱ってばかりいると親子の関係が悪くなります。

 そこで必要なのが、叱らなくても子どもが自然にできるように合理的な工夫をすることです。

 あるお母さんは、子どもが帰ってきたら、「1. うがい・手洗い。2. 給食セットを流しに持っていく。3. お便りをテーブルの上に出す。4. 宿題の準備をする」などの一連のことをさせたいと思っていました。

 ところが、子どもはなかなか思うようにやってくれないので叱ってばかりいました。そこで、お母さんは、これらの4つをカードに書いてホワイトボードに貼りました。

 そして、「これを見てやってね。やったらカードをひっくり返して貼るんだよ」と伝えました。カードをひっくり返すと”にっこり花丸”が出るようにしておきました。

 すると、子どもは喜んでやるようになり、叱ることが減ったそうです。

 この方法のいいところは、まず、やることが目に見えてわかるように”見える化”されていることです。

 もう1つは、実行したら「にっこり花丸」が出て達成感が持てるということです。こういうちょっとしたことでも、子どもはうれしいものなのです。

 このように、日ごろ叱っていることでも、ちょっとした工夫をすることで叱らなくて済むようになることがあります。何事も工夫次第ですね。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…

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