朝自分で起きて、自分で顔を洗って、ご飯を食べたら歯を磨き、自分で着替えて、自分でカバンの支度をして学校へ行く。帰ってきたら、自分でうがい・手洗いをして、自分で宿題をやって次の日の準備をする。
親は、こういうことを「自立」と呼んでいる。だが、こういうものは本当の自立ではない。「親がやらせたいことを自動的にやってくれる育てやすい子」「親にとって都合のよい子」というだけのことだ。
こういったことは、今できなくても実はそれほど困らない。なぜなら、大人になって本人がその気になれば、できるようになるからだ。
本当の自立とは、自分がやりたいことを自分で見つけてやれることだ。言い換えれば、主体的に自己実現できることであり、これからの時代を生きるためには必須の能力だ。
そして、この本当の自立は、子どものときから育てる必要がある。なぜなら、これは生き方そのものであり、大人になって急に生き方を変えることなどできないからだ。
だから、小さいときから「そんなことはやめて、これをやりなさい」などと過干渉的な育て方をすると、子どもはいつまでも本当の自立ができないまま、指示待ち人間になってしまう。
たとえだらしがなくても、マイペースでテキパキ行動できなくても、嫌なことは後回しでも、自分がやりたいことをどんどんやっていける子の方が、将来、仕事もプライベートも充実する。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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