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コラム 教育

2019年12月25日

親が育てやすくすることを「自立」と呼んでいませんか?本当の「自立」は全く別物です

朝自分で起きて、自分で顔を洗って、ご飯を食べたら歯を磨き、自分で着替えて、自分でカバンの支度をして学校へ行く。帰ってきたら、自分でうがい・手洗いをして、自分で宿題をやって次の日の準備をする。

親は、こういうことを「自立」と呼んでいる。だが、こういうものは本当の自立ではない。「親がやらせたいことを自動的にやってくれる育てやすい子」「親にとって都合のよい子」というだけのことだ。

こういったことは、今できなくても実はそれほど困らない。なぜなら、大人になって本人がその気になれば、できるようになるからだ。

本当の自立とは、自分がやりたいことを自分で見つけてやれることだ。言い換えれば、主体的に自己実現できることであり、これからの時代を生きるためには必須の能力だ。

そして、この本当の自立は、子どものときから育てる必要がある。なぜなら、これは生き方そのものであり、大人になって急に生き方を変えることなどできないからだ。

だから、小さいときから「そんなことはやめて、これをやりなさい」などと過干渉的な育て方をすると、子どもはいつまでも本当の自立ができないまま、指示待ち人間になってしまう。

たとえだらしがなくても、マイペースでテキパキ行動できなくても、嫌なことは後回しでも、自分がやりたいことをどんどんやっていける子の方が、将来、仕事もプライベートも充実する。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

1958年生まれ。公立小学校で23年間教鞭を取り、1~6年すべての担任を経験。経験をいかして発行しているメルマガ「親力で決まる子供の将来」は読者4万5千人を超え、教育系メールマガジンとして最大規模を誇…

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