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コラム 教育

2013年01月25日

漢字を好きにさせるには「あの手・この手」で

 漢字の勉強法で一番ポピュラーなのが書き取りです。実際に自分の手を使って書く
という作業が、記憶の定着につながります。これなしでは漢字を書けるようにはなり
ません。

 でも、書き取りだけやらせていると、子どもたちは漢字の勉強が嫌いになってしま
うことがあります。そこで、書き取りと平行して、漢字の面白さを味わえるような楽
勉もやるといいでしょう。

 たとえば、漢字クイズ、漢字カルタ、漢字パズル、漢字しりとり、漢字の塗り絵、
漢字の学習マンガ、漢字の絵本などです。そして、それらを楽しみながら、自然に漢
字辞典、漢字図鑑、国語辞典を使う機会を増やしていきましょう。

 最近はスマホのアプリやDSなど、楽しみながら漢字を学べるツールも出てきてい
ます。目先が変わることで、子どもの意欲を掻き立てることができますので、これら
も上手に活用するといいでしょう。

 ところで、書き取りなど漢字の勉強をしているときに叱られることが多いと、「漢
字はたいへん。漢字はイヤ」思うようになってしまいます。本当は叱られるのが苦痛
でイヤなのですが、「漢字はイヤ」と思うようになってしまうのです。

 ですから、否定的に叱ることは避け、ほめることを増やすことが大切です。漢字を
勉強しているときにほめられると、「漢字って楽しい。漢字が好き」と思えるように
なります。

 これによって漢字が好きになり、「好きこそものの上手なれ」で漢字力の向上につ
ながります。

 いろいろ楽しい方法を工夫して、子どもが「漢字って楽しい。漢字が好き」と思え
るようにしてあげることが大切です。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…

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