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2020年09月02日

どんな1日を過ごすか

わたしが尊敬する人のひとりに「ナニワのカリスマ添乗員」の平田進也さんがいる。平田さんは、ひとりで年間1億円を売り上げたら「すごい」と言われる旅行業界で年間8億を売り上げたこともあるスーパー添乗員。常に平田さんのツアーは、大人気。そんな平田さんを仲間で借り切っての体験型研修を企画した。

検温にマスク着用に消毒も徹底。平田さんは、PCR検査を受けての添乗。でも、旅が始まると、サービス精神は、120パーセント。バスの中で平田さんのスーパートーク。笑いっぱなしで目的地にはあっというまに着いてしまう。

その中でも、わたしたちのために、特別にビジネスの話や営業のヒントになる話もいっぱい入れてくださった。わたしたちに響いた言葉。

「泣いても1日。怒ってても1日。どうせやったら、笑う1日にしたいじゃないですか」

コロナ禍の中で、研修や講演が無くなった講師、お客さんが減った飲食店の経営者、営業に行けない営業マンなどいろいろなメンバーが参加してくれていた。

「なんか、元気になりたくて」
と、参加してくれたメンバーもいた。

でも、ソーシャルディスタンスを取りながらも昼食に精一杯の料理を出してくれた旅館や「来てくれて、本当にありがとう」と、言ってくれた土産物屋さんに気付いたらわたしたちが元気をいっぱいもらっていた。

人気のサービスエリアにも、新大阪の団体バス乗り場にも観光バスはわたしたちだけ。平田さんの話だと、「GO TO トラベル」があっても、団体旅行は、ほぼ壊滅。営業マンは、会社にいても電話もかかってこないし電話も掛けられない状態。潰れるバス会社や土産物屋さんも出てきた。

「でもな、やれることやるしかないやん。僕は、目の前の人に喜んでもらうために全力でやるんや」

そんな言葉にみんなうるうる。
コロナ禍は、まだまだ続くかもしれない。

でも、
「どんな1日を過ごすか」
しっかり、毎日毎日考えたいと思った。

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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