2011年06月24日

趣味は経営と言える幸せ

 私は、全国各地に講演で訪れ、各地で実に多くの経営者さんと様々な話をする。その中で最も多い話題は、経営の現状における厳しさと、そこからの脱却法に関することだ。講演会に出席する経営者は、まだ前向きだ。たとえ今が厳しくとも、やる気と希望を失うことなく、何かしら経営のヒントを探し求め、事業を発展させたいと強く願っているからだ。

 経営を蘇らせ、黒字経営、更には増収増益経営を続ける為の私からのアドバイスは、一言で言えば「真面目に経営する」ことだ。この姿勢なくしてよい経営はできない。例え数字の上で良い経営が出来たとしても、恐らく長続きはしないだろう。経営は"継栄"、つまりは継続して栄え続けることが重要なのである。

 「真面目な経営」で一番の鍵となるものは、社長自身だ。社長がよそ見をせず、朝から晩まで仕事、経営に打ち込むことだ。超早起きをして、超率先垂範し、超現場主義に徹して、超お客様第一主義を社長自らが、心と体で実践する。そうすれば、たとえ今が厳しくとも、やがては必ず会社は蘇り、増収増益、右肩上がり経営となるだろう。

 勿論、そうなってからも油断することなく我が身を経営に捧げ続けることだ。社長は誰もが、創業時は不眠不休、時間をいとわず、時には寝食を忘れ、「経営を早く軌道に乗せよう」と頑張っていたはずだ。確かに自転車操業でそうせざるを得なかったからだろう。やがて経営に余裕が出てくると、経営のこと以外に体力とお金と時間を費やすことが増えてくる。端から見ていると、まるでそうすることが社長になった最大の目的だったのか?と思うほど、超自分第一主義となってしまっている社長も多く居る。こうしたことが、自分自身後悔しない経営者人生と思えるならば、たとえ経営は多少苦しくとも、趣味を楽しみ、欲求を満たし続ければよいだろう。

 28年に渡り増収増益経営を続けた、自称三流経営者の私は、経営者にとって何よりも価値有る楽しみ、趣味と言えるもの...それは、情熱を注いだ結果「経営が上手くいくこと」。これ以上のことは無いと確信している。

 そして、経営がうまくいくことにより、実に多くの人々の期待に応えることができ、地域貢献も出来る。必要とする人に手を差し伸べることが出来るというこのゆとりこそが、人として何よりこの上ない歓びであり、究極の趣味と言えるのだ。