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2016年06月27日

パーソナリティをどう認識するか

「パラリンピック」
最近、スポーツ場面で沢山聞くようになったワードだ。オリンピックは知っているけど、パラリンピックは見たことがないと言う人も少なくないはずだ。実は、パラリンピックは、1964年東京大会が第1回目だ。最初は下半身麻痺者に行われた大会だったが、1988年ソウル大会からは、「Parallel(平行)」「Olympic」2つの言葉を併せて「Paralympic」と正式に呼称とされたと言われている。

私が現役の時、オリンピック開催中に見た事がある競技は、体操、陸上、バレーボールだ。どれも、オリンピック大会に特化するものだ。パラリンピックはオリンピックと開催時期が異なり、現地で観戦するのは厳しかった。つまり、オリンピアンとパラリンピアンが交流を交わすタイミングがなかった。

今でも記憶に新しい、2013年9月7日にブエノスアイレスでオリンピック•パラリンピックが開催地として、東京に決定した。「日本が1つになった」感動を体験した。それを機に2015年10月1日にスポーツ庁が設置される等、日本のスポーツ領域が確実に動き出していることが分かる。スポーツ分野で、このような背景もあり、最近ではアスリートが集まる場面も多くある。

その中でのスポーツイベントでも、オリンピアンとパラリンピアンが一緒に参加することが多く、最近では、パラリンピアンだけでなく、障害者スポーツの選手たちと一緒になりコミュニケーションをとって行く中で大変考えさせられた話を聞くことがあった。

「障害を乗り越えてなんかいない、いつでも走りたいし、歩きたい」
下半身麻痺の車いすに乗る、パラリンピアンの方の言葉だった。でも,受け入れて生きていく。その中で、スポーツに出会いパラリンピアンになれて、嬉しいと話していた。それにも関わらず取材等で「どうやって怪我を乗り越えたのですか?」と、聞かれることがよくあると話していた。その方の話からすると、見当違いの質問だ。

また他の既に引退された全盲の競泳パラリンピアンの方は、もう水には入りたくないの?と聞いたら、「水に入ったらまたその時の感覚を思い出して、真剣になってハマりそう。だから、ロンドン大会で引退してから水には入っていない」と話していた。その発言からは、全てを懸けて競技をしていたことが、感じられた。

「本物のアスリート」
競技が違うけれども、アスリートは共通する部分がある。そんな事を会ってお話をした、障害者スポーツの方からからも、感じられる。そして、心から、尊敬をした。

障害の重さで、競技のステージが分かれている等、複雑ではある。
しかし、彼らの人間性や、乗り越えたのではない、受け入れた強さをもっと見たいと思った。

東京2020をチャンスに。本当のダイバーシティを目指すきっかけになればとそんなことを感じた。

伊藤華英

伊藤華英

伊藤華英いとうはなえ

競泳オリンピアン(北京/ロンドン五輪 水泳女子日本代表)

べビースイミングから、水泳を始め、15歳で日本選手権に初出場。女子背泳ぎ選手として注目される。2008年日本選手権女子100m背泳ぎで日本記録を樹立。初めてオリンピック代表選手となる。その後、怪我によ…

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