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2017年10月16日

苦しみを乗り越えた時に人は優しさも持てる

私が学ばせて頂いたリーダーの皆さんは物腰の柔らかかった方が多かったです。
私は物腰の柔らかさとは先天的なものよりも、後天的に身に付ける部分が多いように感じます。
「仏のように優しい」と言われる方も、昔は「鬼軍曹」と恐れられていたという話も珍しくありません。
或いは、笑顔が素敵で、いつも気丈に振る舞っているような方でも、鬱を経験されたことがあったりするものなのです。

組織の中では、ポジションが上がっていけば、求められる役割も変わってきます。
私も初めてリーダーを任された時は自分の成績ももちろんのこと部下やスタッフを成長させながらチームとして業績を上げていくことを求められ苦心しました。

その為には、広い視野や気づかいが必要ですし、自分の都合を後回しにしなければいけないことも日常茶飯事でした。つい部下やスタッフに厳しくあたってしまい後悔したことも何度もあります。

そんなおり、尊敬する上司も昔同じような苦しみを味わった経験を聞き、この人もはじめから全てできていたわけではないのだと気づかされるのです。誰もが通るべき道であり、それを乗り越えた時こんなに人に優しく寛容になれるのだと感じました。であるならば、私もそれを信じ乗り越えてみようと思ったのです。

そしていつかはこの上司のようになっていたいと目の前の事を込めて我武者羅に頑張ってきました。
そこで改めにて気づいたのは真の優しさとは厳しさの奥にあるということでした。
あの時の苦しみがあったからこその、今たどり着いた優しさでもあります。

上田比呂志

上田比呂志

上田比呂志うえだひろし

大人の寺子屋 縁かいな代表

大正時代創業の老舗料亭に生まれる。幼い頃より家業を手伝い、"おもてなし"という、日本文化のDNAを受け継いで育つ。1982年に大手デパート・三越に入社。同社の社内研修制度によりフロリダで開催されたウォ…

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