2015年04月15日

現場を活かすマネジメントとは?

 組織改革ノートも今年で3年目に入りました。「モチベーション」、「チーム」と毎年変えてきたテーマですが、今年は「現場を活かすマネジメント」について迫っていきたいと思います。

 最近、組織をまとめるスタイルが変わってきています。少し前までは、力の強いカリスマ的リーダーが率先して先頭に立ち、その人の元、皆がついていくというスタイルでした。しかし今は、そういったスタイルより、むしろメンバーの可能性をうまく引き出すタイプが多いと感じています。どちらかというとソフトで人当りがよく、強さというよりも優しさ、引っ張るというよりも手を差し伸べる、コミュニケーションに長けているリーダーが注目されています。こうしたリーダーが現場をうまくマネジメントしている職場には、つぎのような特徴が見てとれます:

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【活きている現場の特徴】

・スタッフに責任感があり、自発的に動いている(やらされ感がない)
・私利私欲を超えたより大きな目的(顧客満足、社会貢献)に向かっている
・お互いを助け、認め合うチームワークがある
・意見を自由に言い合える
・情報が共有されている(良い情報、悪い情報の双方)


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 どうすればこうした「現場を活かすマネジメント」ができるのでしょうか。それには、実は3つのエリアのマネジメントが必要になります。それは「空気」「人」そして「制度」です。
一つ目の「空気」というのは職場の雰囲気や環境のことです。いわゆる場づくりの仕事ですね。ここは会社の社長やトップマネジメントがすべき部分で、心構えや決意、そして体制づくりなどが求められます。二つ目の「人」、これは人材育成の部分です。理念の浸透のさせ方、人の育て方、などになります。そして三つ目の「制度」は、現場を活かすためのしくみです。パフォーマンスを上げる、人事評価、そして表彰制度、などの制度をしっかりと導入することです。

 どうすれば、最前線で働くスタッフのやる気を引出し、チームとしての力を発揮できるのか。これは多くのマネジャーが抱えている共通の悩みです。この答えは、ビジネススクールや教科書にはなく、むしろ現場の人と人の関わりや信頼関係といった、ある意味泥臭い部分にあります。頭のよい会社のトップたちが会議室から指示しても、まず実現は難しいでしょう。やはりトップが現場にかかわる決意が必要なのです。
 
 このコラムではできるだけ誰でも実践できるように、すべき行動を明らかにしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。