ご相談

講演依頼.com 新聞

コラム モチベーション

2012年03月05日

部下から信頼される3つの秘訣

部下の信頼を勝ち得ているリーダーは、驚くほどの結果を出すことができます。ところであなたは部下から信頼されていますか?

答えに詰まった皆さん、ではどうすれば、部下から信頼されるリーダーになれるのでしょうか。今回も、私が翻訳を担当したリーダーシップの本(※)からそのエッセンスを紹介します。

全米一の携帯電話会社を作り上げた元CEOの著者は、その信頼を得る秘訣を3つの言葉で表しています。それは「高潔さ、オープンさ、そして相手への尊敬」です。

まずひとつめの高潔さですが、元はintegrityという言葉です。「完全さ、誠実さ、正直さ」などの意味がありますが、ここでは「より高い倫理観、道徳観を合わせ持っていること。誰も見ていなくても、正しいことをすること」という意味。つまり、ただ仕事ができるだけではだめで、人より高い意識、人としての高みが求められるということですね。いくら格好いい理想を掲げたり、仕事ができても、平気でタバコを道端に捨てたり、人の見ていないところで、落ちている一万円札をそっと自分の財布に入れるような人はリーダーには不適格ということです。

二つ目はオープンさ。これは、自分の職場で、気兼ねなく自分の意見や、反対意見を言える雰囲気を作る、悪い情報も隠さずに伝える、オフィスにとどまらず、いつでも誰でもウエルカムであるという物理的なオープンさを実践する、ということです。少し先輩だから、ミスをしても指摘できないとか、部下を信頼せずに良い情報しか伝えない、という職場には、信頼関係が育ちません。

そして三つ目は、相手への尊敬。これは、部下の可能性を信じ、それを引き出す仕事を任せる、また思い通りになる道具のように扱うのではなく、ちゃんと人として敬意を持って接すること、などです。

この「高潔さ、オープンさ、そして相手への尊敬」。しごく当たり前のように思えますが、案外これができていないリーダーが多い。個人プレーで結果をバリバリ出す人が、マネジャーになったとたんにうまくいかなくなるのは、この「部下からどういう点を見られているか」ということに、まったく意識が及ばないからです。

現場のマネジャーからは、目の前の仕事が手一杯で、部下とどう信頼関係を作ろうなんて、考えている暇などない、というぼやきがよく聞こえてきます。そんな管理職の皆さんは、ぜひこの三つを心がけてみてください。まずは会社の廊下に落ちているゴミを拾うことからすべてがはじまるのかも…。

※『叩き上げCEOが明かす結果にこだわる思考法』は日本経済新聞出版社より、3月発売予定

川村透

川村透

川村透かわむらとおる

川村透事務所 代表

「ものの見方を変える」という視点の転換を切り口に、モチベーションアップ、チームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決など様々なテーマで講演、研修を行う。自身の体験と多くの研修・講演…

  • facebook

講演・セミナーの
ご相談は無料です。

業界21年、実績3万件の中で蓄積してきた
講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。
趣旨・目的、聴講対象者、希望講師や
講師のイメージなど、
お決まりの範囲で構いませんので、
お気軽にご連絡ください。