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2009年11月10日

働く母である私の「時間管理術」

 現在、フリーランスのジャーナリストとして活動している私の日常は、極めてあわただしいスケジュールでまわっています。家族構成は、私たち夫婦と、15歳の息子、そして80歳の姑の4人。家庭内のことは夫が半分負担してくれますが、それでも家事の慌ただしさは相当です。

 さらに現在、私は仕事では、連載を3本、講演会を月に5本、アートプロジェクト5本、エコや社会貢献のプロジェクトを3本と、同時並行で一人でこなしています。

 そのような私が、いつでもパワフルですね!と人に言われる、つまりつねに輝いていられる「時間管理術」のこつは何か? ちなみにその秘訣は、私が愛用するスケジュール帳にあります。それは、手のひらに乗るくらい小さなサイズのもの。このサイズの手帳は、「予定をつめこみすぎず、小さなスケジュールを組め」と教えてくれる。とにかく、余白がなくスケジュールは詰め込めないのですから。見た目の小ささも、自分にプレッシャーをかけない効果をもたらすのです。そうしたスケジュール帳から生まれた時間術の極意は、「オーガニック&リズミカル」。

 まず、「オーガニックな時間術」とは? 一言で言えば、自分のからだの生理に則した心地よい予定を立てるということ。予定を詰め込みすぎないためには優先順位が重要で、「明日できることは明日にする」。「重要なこと」「好きなこと」を優先。植木を剪定するように、「削れるスケジュールは切る」。心の柔らかさを保つための、引き算の論理です。 

 オーガニックなスケジュールを作るためには、「時間を追いかける」習慣をつけることが基本。多忙さの被害者にならず、自らが日々の指揮者となれるよう、常に半歩先を歩くもう一人の自分を思い描く。そのもう一人の自分から、実際の自分に命令を出す。そんな自分の行動を客観化する装置を持つと、パニックに巻き込まれずに済むものです。

 それでは、「リズミカルな時間術」とは何か? それは、オン・オフを上手に使い分けることに尽きます。とりわけ、オフの時間を、うんと楽しむ!ことがとにかく大切。

 私の場合、大切なオフの時間帯が4つあります。まずは、「家族4人で過ごす」時間。食事の時間、団欒の時間はできるかぎり楽しめるように考えています。次に「夫とデートする」時間。予定をやりくりして、映画、食事に出かける。仕事上のパートナーでもある彼とは、一生涯の遊び友達でありたいと考えて、二人の時間を確保しています。「友達と過ごす」時間も大切で、情報交換や趣味の共有など、インスピレーションを交換するのためのひとときはかけがえのないものです。そして、「一人でいる時間」。これがとりわけ大切で、でももっとも確保しにくい時間帯でもありますが、私の場合は、料理を作る、読書するなど、自分への栄養、投資、充電のひとときは欠かせません。

 合理的で効率だけを考える時間術は、豊かな人間関係や発想、サステナブルなライフスタイルを生みません。「直感を信じて」「自分を信じて」「自分にやさしく、周りにもやさしく」、さらに言えば「適当に」というスパイスも取り込んだ、”自分をポジティブに保てる”そして”魂が喜ぶ”血の通った時間術を一人一人が設計していきたいものです。

生駒芳子

生駒芳子

生駒芳子いこまよしこ

ファッション・ジャーナリスト

VOGUE、ELLEを経て、2004年よりmarie claireの編集長を務める。2008年10月に退任。その後ファッション雑誌の編集長経験を生かして、ラグジュアリー・ファッションからエコライフ、社…

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