講演する者にとって講演後の質疑応答ほど、その力量が試されるものはありません。
「子どもってどう育てたらいいんでしょうか?」
ある講演会でこのような質問が出ました。
これはなかなか難しい質問です。
子育てには正解がないと思っている僕としては「こう育てたらいいですよ」なんて言えないし、かといって「人それぞれでいいんじゃないでしょうか」では面白くありません。
それでこのようにお答えしました。
「う~ん、それは難しい質問ですねえ。親も子も一人ひとり違いますしねえ。でも、子どもが大きくなって、『このうちの子でよかった。お母さんの子どもでよかった』と思ってもらえたらそれでその子育ては100点満点なんじゃないでしょうか。結局、その子育てが良かったのかどうか、それを決めるのは子どもであって、誰にほめられたり認められたりするよりも、自分が育てた子どもに『ありがとう』って言ってもらえることの方がずっと大切だと思います。」
ほっ、とする間もなく次の質問が、
「それじゃあ、どうすればそんなふうに思ってもらえますか?」
会場がシーンとして、みなさん僕の答えを待っておられます。
「あ、それは簡単です。『~ちゃんが、うちの子でよかった。~ちゃんがお母さんの子どもでよかった。ありがとう。』
そう言って育てればいいだけです。」
なんとか無事にお答えすることができました。
また、講演会に呼んでいただくことがありましたら、是非、質問をしてください。
長谷川満はせがわみつる
家庭教師システム学院
30年以上多くの家庭教師を指導すると共に、 自らも家庭教師として子どもの自信回復と意欲を引き出す学習指導を実践。「やってみせて、やらせてみせて、ほめて伸ばす」指導で多くの子どもたちの成績向上に…
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