2009年12月01日

講師をしていてつらい時

「大谷さん、元気ですね」
「いつも、明るいですね」
と、いろんな人から言ってもらえる。
でも、講師をしていてつらい時だって、山ほどある。
一番つらいのは、言っていることとやっていることが違う時。
 
「モチベーション・マネジメント」
なんて、偉そうに言っているくせに、わたしだって人間、
自分が落ち込むことだってたくさんある。

「会社全体の売上が思うように伸びない」
「人に気持ちが伝わらない」
原因はいろいろ。

そんな時でも、講演依頼のテーマは、「ココロの元気」になる。
ありがたいことに、話をしているうちに、
「わたし、落ち込んでいる場合じゃないよなぁ」
と、気分が変わることもよくある。
 
ところが、人材育成などの話になると、
「わたしできているだろうか?」
「うちのスタッフに伝わっているだろうか」
「わたしこそ、ちゃんとコミュニケーションを取れているだろうか...」
と、かなり不安になることもある。そうなると最悪。
「わたし、人に言えた義理じゃないよな」
そんなことを考え出すと、かなりブルーになる。

自分で分かっているだけにパートナーなどに、
「言っていることと、やっていることが違う」
などと言われたら、感情が、爆発。
「放っておいてよ!」と、
これまた、言っていることとやっていることが違ってくる。
そして、気を取りなおして、反省となる。
「じっくり話をしてみよう」
「やっぱり、言わなければならないことを伝えよう」
などなど、心を入れ替える。この繰り返し。

 それだけに、わたしを講師として呼んでくださる人事の人たちの
真摯な姿を見ていると、わたしのほうが、頭を下げたくなる。
実際、そんな人たちを心から尊敬している。
 
だから、明らかに「言っていること」と「やっていること」が違う
講師を見ると、とっても腹が立ってくる。

「あんた、偉そうなこと言う前に、まず、自分の部下を育てたことあるの?」
なんて、突っ込みたくなる講師もたくさんいる。

そんな人たちに「心の声」を届けるために、コツコツ始めたことは、
「世の中には、本気でやっている人がこんなにいるよ」
と、伝えること。
 
ネームバリューはなくとも、熱いハートを持った人は、
世の中にたくさんいる。

 そのうちの一人が、黒岩禅さん。
父親の虐待に会って、孤児院で育った黒岩さん。
「どうせ僕なんて幸せになれない...」
と、思っていた彼は、バイトで始めた「TSUTAYA」のお客さんから、
「ありがとう」の言葉を言われたことがキッカケで、
「僕でも、感謝されるんだ」と、感激。
売上の伸び悩んでいた店舗を、日本一の店にしただけでなく、
従業員の満足度「NO.1」の店をつくり上げた。
そして、今も部下の育成を本気でやっている。

言うこととやっていることが一致している彼。
わたしも学ぶところがたくさんある。
 
●下記より 黒岩 禅さんのムービーが見られます。
http://www.koushinococoro.com/movie/movie_index.html