「大谷さん、元気ですね」
「いつも、明るいですね」
と、いろんな人から言ってもらえる。
でも、講師をしていてつらい時だって、山ほどある。
一番つらいのは、言っていることとやっていることが違う時。
「モチベーション・マネジメント」
なんて、偉そうに言っているくせに、わたしだって人間、
自分が落ち込むことだってたくさんある。
「会社全体の売上が思うように伸びない」
「人に気持ちが伝わらない」
原因はいろいろ。
そんな時でも、講演依頼のテーマは、「ココロの元気」になる。
ありがたいことに、話をしているうちに、
「わたし、落ち込んでいる場合じゃないよなぁ」
と、気分が変わることもよくある。
ところが、人材育成などの話になると、
「わたしできているだろうか?」
「うちのスタッフに伝わっているだろうか」
「わたしこそ、ちゃんとコミュニケーションを取れているだろうか…」
と、かなり不安になることもある。そうなると最悪。
「わたし、人に言えた義理じゃないよな」
そんなことを考え出すと、かなりブルーになる。
自分で分かっているだけにパートナーなどに、
「言っていることと、やっていることが違う」
などと言われたら、感情が、爆発。
「放っておいてよ!」と、
これまた、言っていることとやっていることが違ってくる。
そして、気を取りなおして、反省となる。
「じっくり話をしてみよう」
「やっぱり、言わなければならないことを伝えよう」
などなど、心を入れ替える。この繰り返し。
それだけに、わたしを講師として呼んでくださる人事の人たちの
真摯な姿を見ていると、わたしのほうが、頭を下げたくなる。
実際、そんな人たちを心から尊敬している。
だから、明らかに「言っていること」と「やっていること」が違う
講師を見ると、とっても腹が立ってくる。
「あんた、偉そうなこと言う前に、まず、自分の部下を育てたことあるの?」
なんて、突っ込みたくなる講師もたくさんいる。
そんな人たちに「心の声」を届けるために、コツコツ始めたことは、
「世の中には、本気でやっている人がこんなにいるよ」
と、伝えること。
ネームバリューはなくとも、熱いハートを持った人は、
世の中にたくさんいる。
そのうちの一人が、黒岩禅さん。
父親の虐待に会って、孤児院で育った黒岩さん。
「どうせ僕なんて幸せになれない…」
と、思っていた彼は、バイトで始めた「TSUTAYA」のお客さんから、
「ありがとう」の言葉を言われたことがキッカケで、
「僕でも、感謝されるんだ」と、感激。
売上の伸び悩んでいた店舗を、日本一の店にしただけでなく、
従業員の満足度「NO.1」の店をつくり上げた。
そして、今も部下の育成を本気でやっている。
言うこととやっていることが一致している彼。
わたしも学ぶところがたくさんある。
●下記より 黒岩 禅さんのムービーが見られます。
http://www.koushinococoro.com/movie/movie_index.html


大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
京都ノートルダム女子大学卒業後、吉本興業株式会社に入社。 横山やすしのマネージャーを務め、宮川大助・花子,若井小づえ・みどりなどを次々と売り出す。 23歳の時には、テレビ番組「花王名人劇場」のプロ…
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