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2005年01月01日

楽しく勉強

わたしは、情けないけど、35歳くらいまで、研修にも勉強にも興味が無かった。だいたい、こんな仕事をしている人なんて、信じていなかった。

27歳で企画会社を始めたわたしに、研修会とかイベントでの講師派遣の仕事の依頼があっても、その講師が話している時間は、わたしたちスタッフの息抜きの時間で、お茶に行ったり、どうでもいいようなバカな話を裏方でしていた。

そんなわたしが、今や日本中の人に、「楽しく勉強しょうよ」なんて、説いて回ってるんだから、自分でもすごい話だと思う。

わたしが、勉強に目覚めたきっかけは、阪神大震災。

仕事は、無いけれど、このまま落ち込むのもくやしい。で、一台のパソコンを購入。友達にインターネットとメールの設定をしてもらった。ところが、8から9年前である。

見るホームページもなければ、メールを書く相手もいない。だけど、せっかく購入したパソコンを無駄にしたくない。何とか自分が立ち直るきっかけも欲しい。そして、わたしは、ニフティの出会い系サイトに書き込んだ。「33歳のイベントプロデューサーです。いろんな情報が欲しいからメールをください」この書き込みが、わたしの人生を大きく変えることになるなんて、その時は、微塵も思ってなかった。

そんなわたしに、いろんな人がメールをくれた。

「僕もいろんな情報交換をしたいです」「僕も自分の生きてる世界の知識だけでは、不安だと思っていました」。 しかも、当時、自宅でパソコンを持って、そんなことを考えていた人たちのほとんどが、官僚や外資系金融やIT関係だった。

それまでのわたしには、そんな友人なんていなかった。大阪のイベント会社の姉ちゃんだったわたしが、日々考えていたことといえば、「アンパンマンかセーラームーンか、どっちが客が入るかなあ」程度のことだった。日経新聞も読んだこともなければ、新聞の経済欄なんて、わたしに関係の無い世界でしかなかった。

それだけに、彼らとのメール交換の日々は、カルチャアショックだった。世の中には、わたしの知らないことが山ほどあって、「20歳、30歳で、こんなに国のことを考えている人や世界を見ている人がいたんだ」と、気づかされた。そんな彼らに誘われて、勉強会などに顔を出すうちに、「世の中にはこんなにすごい人やおもしろい人がいっぱいいるんだ」と、初めて知った。

それが、きっかけで、最初は、吉本興業と組んで、新しいリーダーを作るための「よしもとリーダーズカレッジ」を立ち上げることになった。もちろん、今は、「大谷由里子のリーダーズカレッジ」である。だけど、このリーダーズカレッジも最初は、講師の話を聞くことしか思いつかなかった。

そのリーダーズカレッジにコーチングを勉強している女性が入ってきた。最初「コーチ」という肩書きを見た時は、「?」 だった。それでも、講師の話を聞くだけの研修に行き詰まっていたわたしは、「自分も何か勉強してみようかなあ」と、コーチングの勉強を始めた。そして、体験型のワークショップ形式の研修の楽しさに目覚めた。

しかも、わたしは、元々イベントプロデューサー。「研修は、究極のエンターティメント」と、どんどん新しいワークショップ型の研修を開発した。だけど、どこかもの足りない。やはり、「感動」を作りたかった。

そして、今、わたしたちは、「感動」しながら、セミナーやワークショップ型の研修を取り入れる「プロジェクト型」の研修を生み出した。トライアンドエラーしたり、考えてみたり、勉強したりといろんな要素を盛り込んだ研修である。

それを通して、「楽しく勉強する」ことを体験してもらっている。その中で、わたしの仕事は、メンバーみんなを「認めて、引き出して、応援する」コーチである。そんな中で気がついた。

 勉強始めたら会話が増えた。
 会話が増えたら友達が増えた。
 友達が増えたら人生が楽しくなった。
 人生が楽しくなったら笑顔が増えた。
 笑顔が増えたら幸せになった。

やっぱり、楽しく勉強するって、大切だよなあ。

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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