2010年11月26日

独断と偏見で上手く行く

 これまでの7回に渡り、私の経営者人生で実践における経験から確信していることを書いてきた。世の多くの経営者では絶対にそこまではしないこと、仮に結果が良いことだと分かっていても、そこまではしたくないこと、しようとも思わないこと。少々変わった経営者の独断であり、偏見としか思えないことも多いだろう。言うならば世間の非常識かもしれない。だが、私のような、【自称】三流経営者が、まあまあ上手く行ったのだから、これも正攻法であり経営の一つの常識であると言えよう。

 昭和の右肩上がりの時代から、底なしと思える時代へ変化し、すでに20年余り経過した今、経営が厳しいとか、打開策が見出せないとか、八方塞の中での経営から脱したいのであれば、まず自らの生活や経営する上での姿勢や行動を変える以外に無いだろう。経営に必要なのは、儲けが上手いか下手ではない。経営者の姿勢であり、事業としての経営姿勢なのだ。姿勢の良し悪しで優勢劣敗が決まるからだ。

 つい最近私が出した本には、世間の常識の逆を行く独断と偏見の実践論を書いた。それは、私がすべて実践し立証したことであり、今なお続けていることばかりだ。言うなれば、宗次流の経営哲学とも言える。まさに、社長の器以上に事業は大きく発展するという"論より証拠"ではないか。読者にとって人生や経営の成功の手引となり、地域社会から必要とされる、エクセレントカンパニーとなるための第一歩を踏み出すきっかけにしていただきたいものだ。

 つい最近、国税庁から発表された、黒字申告法人は4社に1社。なんと75%の法人が赤字という驚きの結果が発表された。勿論、何も好き好んで赤字にしている訳では無いだろう。ただ、赤字経営となれば納税の必要は無いのだろうが、事業をする上で地域社会から多くの恩恵を受けているのだから、地域貢献の上からも、少しでも多くの税金を納める努力をすべきではないか。健全経営に勝る経営者の喜びは無いのだから、将来重大な事態を招くことの無い様、今こそ経営に身を捧げ、率先垂範、現場第一、お客様第一の経営を"超"が付くほど実践すべきではないだろうか。振り返ってみれば、創業当時は誰もそうしていたはずなのだ。

 今、順風満帆という経営者の皆様には余計な事を申し上げたとは思うが、僅かずつで良いから、右肩上りの経営をされることを心から祈りたい。