2015年04月20日

「女性の競争」という視点から考える成果の高め方

営業職の女性から度々受ける相談は「数字のプレッシャー」です。確かに男性でも感じると思うのですが、女性がプレッシャーを感じる時は、下記のようなことが原因かもしれません。

実は、競争という状況にあるだけで男性は成績が上がるが、女性は逆に落ちることがあるそうです。

ひとつの事例を紹介してみたいと思います。

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<Aさん(31歳)営業職>
これから仕事を続けていく上で、悩んでいます。今の仕事は、お客様に喜んでもらえたりするのはうれしいですし、会社から評価されることもうれしく感じます。課題を課せられると頑張る性格なので、数字目標も絶対達成させたいと思って頑張ってきました。自分でも安定的に結果が出せるようになったのは実感していますが、正直、精神的なプレッシャーは大きいです。それは、出来ていてもいつも自信が持てないですし、周囲の女性と常に比較している自分がいます。ギリギリの状態で頑張ってきたので、この先こんな風に頑張り続けて何があるんだろうと思うと・・・。これが全てではないし、仕事を変えることって今更できるんでしょうか。

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このAさんのように、会社に貢献しているし、おそらく周囲からも評価されているのに、自信が持てずにいつもプレッシャーを感じている女性は少なくありません。

もっと自信を持て!と言っても、あまり効果はありません。

なぜ、Aさんのような状況に陥ってしまうのでしょうか。その理由ですが「女性の競争」という視点から考えてみたいと思います。

冒頭で述べたように、女性は競争という状況にあるだけで、すでに腰が引けてしまうことがあります。ひとつは「自信がない」ということですが、もうひとつは「誰とどのように競争させられるのか」にもよるようです。

ある国で、小学校4年生に体育で短距離走をさせたという実験があります。まず、一人ずつ走らせたところ、男女共にタイムに大差がなかったそうですが、次に男児だけで集団で走らせたら、男児は自己タイムよりもアップしたそうです。一方、女児だけで走らせたら、全員がタイムダウンしたそうです。

この理由ですが、女性は平等、公平、同等という横並びの社会を大事にします。みんなで一緒という考え方なので「自分だけ前に出る」などが、女性だけの集団ではお互いにとって好ましいことではありません。この短距離走の実験では、無意識にそのような気持ちが働いたのかもしれません。

続いて、男女混合で走らせたところ、男児は相手が男女どちらでもタイムアップしたそうですが、女児は男児と競争させた方が、いい結果が出たのだそう。

ご自身の職場を思い浮かべてみていただきたいのですが、男性の中に女性が少数のチームと、女性ばかりのチームでは、雰囲気が異なります。お互いを競い合わせて成果を出すには、女性ばかりのチームは向いていないのかもしれません。

女性チームが好むのは、みんなで協力しながら一つの成果を出すことです。目標設定も確かに個々で持たせることもありますが、チームで持たせることで成果が出るのであれば、問題ありません。

一方、男性の多いチームに女性が一人のケースです。女性は「男性に負けまい」と力を発揮します。

チームによって成果の出し方、モチベーションが異なりますので、一度メンツを見て、頑張らせ方を考えても良いかもしれません。