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2020年04月24日

テレワーク実施による仕事内容の変化

「打ち合わせにいらしていただけませんか。」
クライアントから、訪問依頼があって、「電話会議でもよろしいでしょうか?」とお伺いしたら、「会社に機能はあるけれど、やり方がわからないので、来てほしい」と言われた。
これは、友人から、今からアポイントにいかなくちゃ、と朝送られてきたラインです。

不要不急の外出を控えるように、と知事からの強い要請後、東京で在宅ワーク者は、どの程度増えているのでしょうか。東京近郊で働く、私の周りの方にきいてみたところ、出社派と在宅ワーク派がおり、現実に起こっている、生々しい出来事を紹介してくださいました。

出社派の仕事内容の変化

まずは出社派では・・・

「週2-3日は出社している。今までの習慣からどうしても抜け切れず、会社に行っちゃった方が早いと思い、つい。気を付けてはいるけれど」(新宿区勤務 男性)

「管理職なので、デスクワーク中心の仕事ではあるものの、現場で指揮をとらないといけないから出社は、ほぼ毎日」(品川区勤務 男性)

「正直、家族とそんなに仲がいいわけではない。家にいると息が詰まるから、車で毎日出勤している。車なら大丈夫かと思って。」(台東区勤務 男性)

在宅ワーク派の仕事内容の変化

そして在宅ワーク派は・・・

「在宅ワークが始まったころは、まったく問題なし!と楽しかったし、こっちの方がいいと思っていたが、だんだん通勤が恋しくなっている。オンラインミーティング疲れ。」
(新宿区勤務 女性)

「在宅ワークをはじめて2か月。うちの会社は早くから全社員取り組んでいたので、慣れてはきたが、一方、オンとオフのメリハリがなくて、辛い。」
(千代田区勤務 女性)

「子供がパソコンに触ってきたり、オンラインミーティング中に騒いだり、と正直イライラ!」
(新宿区勤務 女性)

出社派と在宅ワーク派の傾向と課題

テレワーク制度が整備されていない

たまたまかもしれませんが、出社か、在宅ワークかをお伺いしたら、私の周りでは、上記の事例のように、男性の方が出社されている傾向にあり、このようなバランスとなっていました。

では実際、在宅勤務はどの程度進んでいるのでしょうか。
パーソル総合研究所が発表したデータによると、全国の正社員の13.2%(推計360万人)がテレワークを実施、テレワークを希望しているが、実施できていない人は33.7%。社内制度やICT環境の整備に課題があるようです。

では、テレワークが実施されていない理由はいったい何なのでしょう。

1位 テレワーク制度が整備されていない 
2位 テレワークできる業務内容ではない

だそうです。

確かに現場でしかできず、どうしても在宅勤務できない仕事もありますが、それ以外の人たちは、何とか慣れる方法、できる方法を自分なりに考える必要がありそうです。冒頭に紹介したようなやりとり、実はあちこちで起こっているのではないでしょうか。

在宅ワークの今後

「創造する」仕事が中心に

さて、在宅ワークが進んでいくと、何が起こるでしょう。2か月前から全員在宅ワークという企業に勤めている知り合いに、今の状況を聞いてみました。

最初の1か月目は、まさに緊急度も重要度も高い仕事を今まで対面でやっていたコミュニケーションをオンライン(メールや画面越しの対話)でやる大変さがあったそうです。しかし2か月たった今は、ペンディングしていた仕事も片付き、在宅ワークにも慣れ、まだ余裕があるから、と忙しくて先送りにしていた部分に着手するフェーズに入っているとのこと。

つまり、仕事を緊急度×重要度の掛け合わせで考えると、今までは緊急度も重要度も高い仕事に振り回されていたが、世の中の動きが止まったことで、緊急度の高い仕事が減ってきています。もちろん、新型コロナ対策に関わる仕事は、両方高いため、その業務に携わっている人は、忙殺されていますが、それ以外の仕事に携わっている人は、緊急度の高い仕事は、だんだんと減ってくるようです。

このように、2か月前から在宅ワークをしている知り合いは、最初の1か月で大変だったことと、2か月たった今、大変なことが変化し、テレワークを始めたころ緊急度は低いものの、いずれは着手しなくては、といつもみんなの頭の片隅にあるものの、忙しくて着手してこなかった重要度の高い仕事を中心がメインになっています。

それは、未来のための仕事です。忙しかった頃は作業的なことが中心でしたが、今度はアイデアを形にする、「創造する」仕事が中心に。問題を共有し、意見を拡散して出し合い、まとめていくという流れです。
「進捗のすり合わせではない、アイデアを出してすり合わせをすることに仕事上慣れていない上に、それをオンラインでやりとりするのが辛い」知り合いはそんな感想を述べていました。

在宅ワークによって、通勤時間、会議の短縮化などが図られていることもあり、今のための仕事を効率よく片付ける時間ができています。そして、今の状況だからこそ、着手できる時間が作れたとも言えます。

在宅ワークが進んでいる=次の仕事に向けた動きが取れているのかもしれません。そう考えると、在宅ワークが進んでいない企業や人は、目の前の仕事を今まで通りに回しているだけのことも。早め早めに在宅ワークを導入することと、慣れること。これが変化についてくことにもなりそうです。

藤井佐和子

藤井佐和子

藤井佐和子ふじいさわこ

キャリアアドバイザー

個人と企業からの依頼によるキャリアカウンセリングは、延べ17,000人以上の実績。学生からシニア層まで年齢や性別を問わず、自分らしいキャリアデザインをするための選択とアクションに向けたカウンセリングを…

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