2018年05月18日

自身の身を守るための女性のマナー

今回は、ちょっとデリケートなお話です。女性向け研修の中に取り入れてほしいと依頼が増えているのが、自分の身の守り方についてです。はっきりいえば、セクハラ対応です。男性管理職向けには、以前からマネジメント研修の一環としてセクハラについて盛り込んでいたのですが、女性側についても必要です。
実際、社内だけでなく、営業など外と接する女性も、お客様からのセクハラ対応について、はっきりとしたマニュアルがなく、ひとりで抱え込んでしまうケースが多いようです。
では、どんな事例があるのでしょうか。

◆個人のお客様のところにいく仕事。相手が一人暮らしの男性の場合、女性ひとりで行っても大丈夫なのか。また、絶対行かなくてはならない場合、何をどう注意したらいいか。

◆法人のお客様から、個人的にごはんの誘いを受けた。変に勘ぐった感じでは返って失礼ではないかと思い、二人で食事に行ったところ、危険な目にあった。

このような感じです。

女性ならではの親しみやすいコミュニケーションで、お客様との関係性もよくなり、仕事もスムーズになるのはよいのですが、相手によっては、変な誤解を生んでしまったりすることもあります。そうならないために、何事も未然に防ぐことが大事です。

女性向けの研修でお伝えしているのは、

① ひとりで行くことは避ける
会社としても、何かあってから、人手が足りなかったという理由では、済みません。先の事例で挙げた、個人の男性のお客様に女性が一人で行く際、男性とペアで行くか、または、訪問先近くに同僚や上司など、すぐに連絡が取れる状況を作っておくとよいでしょう。お客様の割り振りを社内で調整することも可能であれば、よりよいでしょう。実際、お客様が女性の場合、男性ではなく、女性に来てもらった方が安心という逆のケースだってありますから。

そして、個人的な食事の誘いに関しては、女性側は軽く考えないことです。ではどうしたらいいの?断ると角が立つし・・・。そう思う女性も多いようです。例えばですが、誘われた段階で、「わかりました、上司に聞いてみますね」とか「いいですね、みんなを誘っておきますね」など、受け答えの際に、二人にならないような提案がお勧めです。

② 服装に気を付ける
服装は自由。確かにそうです。しかし、自分がそういうつもりではなくても、相手を勘違いさせる格好は、避けた方が無難でしょう。今の時代に遅れていると思われるかもしれませんが、トラブルに遭わないためにも、そして、仕事上プロとして対等に認めてもらうためにも、気を付けておいて損はありません。女性の服装については、同性ですら注意しづらいものです。自分で気を付けるしかありません。

セクハラは、勘違いから始まることが案外多いのです。女性はそういうつもりではなかったのに、男性側が勘違いしてしまうことがあるのです。最低限の注意で防げることはありますから、最初のきっかけとして取り組んでもいいでしょう。また不穏な空気を感じたときは、思い過ごしかもしれないし、と躊躇せず、初期段階の何か起きる前に、周囲に状況を共有しておくことをお勧めします。