2007年01月05日

2007年の抱負

いよいよ2007年。私にとって大きな転機が訪れる予感です。

世間的、スポーツ界的には2006年にビッグイベントが目白押しでした。トリノオリンピックに始まり、WBC、サッカー、ワールドカップ、そうシンクロも横浜でワールドカップがありました。そして世界柔道、世界バレーなどなど...馬の世界でも(笑)。先日、有馬記念で有終の美を飾って引退したディープインパクトも凱旋門賞で世界の舞台を踏みましたね。締めのアジア大会では日本選手団が大活躍しました。

そんな中、実は私もアクティブに動かせて頂いておりました。人生のセカンドステージで最初に立てた目標であり、またやりたい、やらせて頂きたいと願っていたこと。それはシンクロのエンターテイメント性を追求し、自分の想像する「表現」というものの世界観をさらに進化させること、でした。それが先ず「筋肉ミュージカル」との出会いでその第一歩を踏み出すことができたのです。この出会いは、多くの人々との深い繋がりと、それぞれの熱い想いと、神様の仕業としか言いようのないタイミング、このどれが欠けても動くお話ではなかったと思います。

選手を引退して痛感したことと言えば、「一人は無力」ということ。これはネガティブな意味ではなく、「自分の一人の力だけではどうにもならないことがあるけれども、因果が絡み合い、人が集まり、一つの流れになればそれは大きな力になり物事を動かす」ということを実地で知ることができたのです。

恥ずかしいことに、やはり私はアスリート特有の「自己を鍛錬すればそれに見合った結果がついてくる」「念ずれば叶う」的な考えがありました。全てが間違いではありませんし、もっとも、強い思いがなければ力も発揮できませんから。ではそれの何が違うのか。「自分の力を過信」しているところなのです。

選手の頃は競技をただひたすら一生懸命頑張れば、周りの方々がごく自然にすーっと集まり支えて下さっていました。あまりに自然で、実は見えていない部分があったのでしょうね。そして今、自分さえ頑張ればどうにかなる...この考えでは広い世間の中、目標が大きくなればなるほど通用しないことがわかりました。自分を客観的に見つめたときに改めてそれに気づかされたように思います。「わかっていたつもり」がそうでなかった時って、結構ガツンときます、ね(苦笑)。当たり前のようでなかなかできないことである、感謝の気持ちを新鮮なまま持ち続けること。これも抱負の一つです。

「筋肉ミュージカル」を始めて、もちろん表現について新しく学ぶことが多いです。毎日、違う発見と葛藤が出てきます。子供の頃のように「できなくて悔しい」という思いも出てきたりします。舞台はみんなで作り上げるものであり、一員になるということがどういうことであるかを少しずつ理解してきています。

そして、今年。筋肉ミュージカルだけではなく、また新たに松任谷由実さんの「シャングリラ」の全国ツアーに参加させて頂くことになりました。舞台の中央にプールが出来上がり、ウォーターワールドの世界が創り出されます。フランスのソロ世界チャンピオンであるビルジニー・デデュー選手、そしてロシアのシンクロアーティスト集団と共にパフォーマンスをします。それのみならず世界トップレベルのロシアのサーカス団ともご一緒させて頂きます。私にとって素晴らしい経験になることは想像に容易いです。そして何よりも松任谷さんの長きに渡るアーティスト活動で、現在も尚ますます輝き続けていらっしゃるそのプロとしての意識や姿勢を間近で見つめさせて頂けることで、きっと私の人生観も変わるような気がします。何一つとして見落としたくない。そんな気持ちです。

人生のセカンドステージ。自らが選び取って、創造していかなければ、充実感は得られない。このことだけはいつも念頭に置いて、今年一年また精一杯頑張りたいと思います。そしてまだ埋まらない、将来に対する不安とビジョン。それを表す言葉にできるまでは明確にしていきたいというのも抱負です。