2018年10月15日

さまざまな働き方について

今の時代は、ITの進化や価値観の多様性が後押しとなり、さまざまな働き方が許容されるようになってきました。そこで今回はテレワーク、職場復帰、そして副業の3つについて考えてみたいと思います。

テレワーク

少し前までは、会社勤めというと満員電車に揺られて毎日会社に出社するということが当たり前でしたが、最近ではテレワークを取り入れている会社も珍しくなくなりました。テレワークというのは、インターネットを介してオフィスと離れた場所で勤務を行う労働形態のことです。いまやほとんどの場所からでインターネットにアクセスできるので、在宅、カフェ、コワーキングプレースなどの場所で働いている人たちも多いようです。作る資料はオンラインで送れますし、スカイプなどで電話会議もできます。なので、実際に顔を合わせるのは週に1、2日で、あとは在宅勤務で、という企業も存在します。特にITのソフトウエア業界などではこうした形がよくみられます。また、営業職の人たちも、外回り先からわざわざオフィスに戻らずに、資料作成や報告などは出先で済ませることも可能になります。

テレワークの問題としてよく挙がるのが、生産性の問題です。自宅で働くということに慣れないと、子どもがいたり家事が優先されなかなか集中ができないものです。自宅で働ける環境づくり、意識づくりというのは、意外と難しく、ほぼ自宅で作業をしている私も苦労しています。たとえば自宅の一部を作業場として模様替えし、私物を置かないとか、気分を変えるために服を着替えるとか、仕事モードに頭を切り替える、なんらかの工夫が必要ですね。

あとはセキュリティの問題です。どうしても個人のパソコンを使ったり、データを持ち出したりする機会が増えますし、監視の目が行き届かないので、データ漏えいや情報保護の対策はしっかりとる必要があるでしょう。

職場復帰

女性にとって、出産は一大ライフイベントです。最近では産休・育児休暇も充実し、1年以上現場を離れても、復職できる制度を設けている企業が増えています。子どもが小さいうちは、子どもを預けて仕事に行くのは、なかなか大変です。私の住む多摩地域に最近コワーキングオフィスができましたが、そこはなんと託児所つきで、子どもを持つお母さんが子どもを預けながら仕事をすることができるようになっています。女性の社会進出を後押しするためにも今後、こうした取り組みが多くされることを期待します。

またあったらいいなと思う制度は、学士や修士をとるために大学に戻り、その後また復職できる制度。アメリカでは社会経験のある大人の学生がたくさんいますが、日本もそうなると大学としても生徒が増えますし、本人のレベルが上がり、会社への貢献度も上がるので、ぜひこうした制度を設けてほしいものです。

副業

副業を認める企業は、少しずつですが増えては来ています。新生銀行、ソフトバンク、ユニ・チャーム、日産自動車などでは副業を解禁しています。副業を許している会社は、副業をすることで本業にもプラスになると考えています。しかし、なにをしてもよいわけではなく、同業他社はNGであるとか企業として想定している副業があります。たとえば旅行大手のHISなどでは、社員がインバウンドの通訳ガイドに就くことなどを想定していますし、新生銀行は、英語の得意な社員が翻訳業などをすることを想定しているようです。大企業が終身雇用で抱えられなくなってきて、給料もそんなに出せないから、足りない分は自分で稼いでね、という本音もあるし、また国が掲げる「働き方改革」に乗っかったこともあるでしょうが、多様性という時代の波に押されてきているのは間違いなさそうです。

次回は、働き方改革の事例についてお話します。どうぞお楽しみに。