2006年03月05日

最新現場レポート~実録「コーチングのススメ」

 皆さん、こんにちは。今回は、たまには現場のレポートを、ということで、先日お伺いした大船渡商工会議所さんでの講演レポートをお送りします。


●2時間の移動は、移動のうちに入らない?
 東京から一関まで新幹線に揺られること約2時間。一関駅で迎えの車に乗り、そこからさらに車で1.5時間。遠いっす。90分の車の移動にびっくりしている僕を尻目に「いやあ、こっちの人は2時間の移動なんて当たり前ですよ」と言われ、余計にビックリ!やはり、住む土地が違えば、価値観も違う。実際、岩手県てのは広い。何でも四国と同じくらいだとか。はじからはじまでいくのに4時間もかかるらしいです。

 途中、陸前高田市に出ると、右手に立派なホテルが。「これがあの、千昌夫が手がけたホテルです」なんと彼はここの出だとか(最近どうしてるんでしょうかね)。「ほーっ」と感心しながら、ようやく今日の講演場所、大船渡に到着しました。もうヘロヘロです。


49-01.jpg●予定を上回る満員御礼!
 今日は大船渡商工会議所さん主催のイベントで「コーチングのすすめ」。ローカル紙に告知を出したそうで、一般参加の方が予定より20名も多い50人、会員の方30名と満員御礼。それだけ、こちらの人たちがこの「コーチング」のテーマを欲しているということ。これは気合を入れて頑張らねば。

 会場をみた後、まずは控え室に。隣の部屋かと思いきや、なんと先導してくれる人は外にいくではないですか!

 「ううっ寒っ」
 歩くこと5秒。離れの別棟に控え室がありました。出されたお茶をおいしくすすりながら、少し打ち合わせを。
 ほどなく出番のお迎えが。今日は黄色のシャツとチーフで決めてきた僕。いざ出陣!前に登壇し、話はじめると、なにやら隣から三味線の音が。いや、これもなかなかオツなもんです(地方ならではですねえ)。
 会場の形式は、机なし、イスだけの馬蹄形。いわゆる劇場スタイル。この形だとお客さんとの距離も近く、参加者の人も机がないので、よりリラックスした雰囲気になります。

 セミナーは、まずはじめにコーチングの概念や基本スキルの紹介から。デモンストレーションやクイズなどを交え、皆さんが入りやすいような構成になっています。皆さん一生懸命メモをとりながら聞いています。
 途中、「聞く」というスキルの紹介では、実際三人組でワーク。クライアント役の人がコーチ役に話をして、コーチの人がそれを「しっかり」聞くというもの。単純なようですが、うなずき、あいづちを打ち、しっかりと相手を受け止めるというのは案外難しいもの。これをすることで会場の雰囲気がとても和んで、打ち解けた感じになってきます。

 コーチングの研修は、講義形式で聞くだけより、やはり実際にするのが効果的。そのほうが体が覚えて帰りますから。


49-02.jpg●実際にコーチングを体験!
 最後に、皆さんが実際にコーチとなり、クライアントの方の問題を解決する練習をしてみました。「会社の部下との会話がうまくいかない」「家で娘と最近、会話がない」など、皆さんが個々に抱えている問題をテーマにやっていただくセッション。まずはデモンストレーションということで、ご指名があった当地方の盟主、淵上さんが登場。

 「渕上さんの目標は?」「体重を6月までに15キロ落とすことです」
 「なるほど。いまはどれくらいですか?」「ええ、80キロちょっとですか」
 「では、それを実現するために、どんなことができますか?」「そうですね、朝歩くことなら」
 「いいですね。ほかには?お酒は飲まれますか?」「はい」
 「ビールの量を半分に減らすとか...」「うーん、それはちょっと」(場内爆笑)

 こんな感じで会話は進んでいきます。いや、どの地方にも芸達者の方はいるもので、渕上さんの名演技ぶりに会場は釘づけ。おかげで皆さん、スムーズにワークに入っていけました(渕上さん、ありがとうございました)。皆さん大盛り上がりで、話し足らない様子でした。


49-03.jpg●「今度は私が聞いてあげようと思いました...」
 最後に、何人かの方に感想を聞きましたが、なかにこんな方が。

 「いままで自分は話ベタだと思っていたんですが、今日こうして相手の方がしっかり話を聞いてくださって、とても話やすかったです。今度は、私がしっかり相手の人の話を聞いてあげようって思いました」

 そう。すごくいい気づきですよね。多くの方が「部下がついてこない」「何かあったら相談しろって言ってるのに、誰も言ってこない。やる気がない」となげいているようですが、ひょっとしたら、その原因は自分の聞く姿勢にあるのかも。
 コーチングで会社を変えたい、人を変えたいっていいますが、まずは目の前の人をしっかり「聞く」こと。そうすれば相手はあなたに心を開いてくれるはずです。

 皆さんのおかげで大盛況の中講演は終了。本も完売してしまい、「もう少し持ってくればよかった」と少し後悔。(だいたいいつも買うのは10%くらいの方なのですが...)

 その後、会場を移して懇親会に。お腹も空いていたので、目の前のご馳走に舌つづみ。
 副会長の菊池さんにも、とても喜んでいただき、ほっと一安心。さらにこのあと、2次会、3次会と続くのですが、その様子は、僕のサイトのブログでお楽しみということで...。

<コーチング研修は、ぜひ参加型で>
 コーチングの講演はこんな感じで進みます。実施をお考えの皆さん、ぜひ参考にしてください。もちろん、通常の講義形式でも可能ですが、会場の雰囲気が許せば、ワークショップスタイルでやってみるのがオススメです。参加者の方って、90分黙って話を聞き続けるよりも、自分が実際に参加したほうが、終わったあとの「学び感」が全然違いますから。時間はできれば90分欲しいところです。では、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。