「大人カワイイ」という言葉をよく見かけます。最近では雑誌やメディアで特集が組まれたりしていますよね。
大人なのに可愛らしさを兼ね備えている、いくつになっても可愛い女性、年齢不詳の謎めいた人…といった感じでしょうか?
セルフディレクション的に「カワイイ」を考えてみると、総じて人は球体や丸みのある形、柔らかいものに可愛らしさや愛おしさを感じることが多いようです。その究極が赤ちゃんです。丸くて柔らかくて愛おしいですね。「カワイイ」には幼さを連想させる要素もあります。
大人とカワイイは相反する言葉の組み合わせです。これをファッション用語では、「ミックス&マッチ」と言うことができるでしょう。スタイルを作る時、異質な色や柄、要素を取り入れ、ミックスさせてマッチさせるコーディネイトの事を「ミックス&マッチ」と言います。
キュートな印象がありながら、けっして若作りに見えず、幼い印象にもならない「大人カワイイ」。すぐに出来るスタイリングを紹介します。
可愛い印象が作り易い素材、形、色をおさえましょう。
この秋冬でも流行りのレース。シフォンやシルクサテンのような柔らかい生地。ソフトウールやカシミア、レザーならばバックスキンやナッパ革。
ラインは丸みのある柔らかい雰囲気があること。今年のトレンドならば、ギャザーやドレープのある立体的なスカート、ふんわりとしたシルエットのワンピース。フリルのあるブラウスも「カワイイ」印象を与えます。
色では…今季は圧倒的に黒が多いのですが、柔らかい印象がマストですから、ベーシックにはグレーやネイビーを。
パープル、オレンジ、ピンクなどの暖色はアクセントカラーとして使うだけでも可愛らしさをプラスしてくれるでしょう。
まずはこのアイテムをファッションの一部分に取り入れることから始めましょう。初心者は特にワンアイテムから。「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。カワイイが氾濫してしまうと、大人の女性としては痛々しくなってしまいがちです。
あくまでも上品さを損なわない控えめな可愛らしさが「大人カワイイ」の鉄則。
もしもファッションではまだ勇気がないと思うなら…たれ目メイクで愛らしい目元を作ったり、ふくよかなプルルンリップや丸めのチークで可愛らしさを演出できますよ。
景気が悪くなると可愛らしい癒し顔が好まれると言われています。現在もシャープなメイクより、たれ目など柔らかい印象がトレンドですよね。
社会情勢が厳しくなると、私たちは可愛いものや愛おしく感じるもの、見ていて安心できるものを求めます。
社会の流れを考えて自粛するよりも、社会を明るくするためのセルフディレクションをする!女性だからこそ出来ることなのかもしれませんね。


榊原貴子さかきばらたかこ
ファッション&カラーコンサルタント
パーソナルカラ(=個人に合う色)に基づいて、メイクアップからファッションにいたるまで、個性に合わせたパーソナル・ブランディングを提案する。女子プロゴルファーの横峯さくらへのカラーコーディネーションおよ…
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