2016年06月06日

笑顔のバリエーションを何種類お持ちですか?

人間は、しぐさや表情によって多くの情報をやり取りしています。心理学者メラビアンの説によれば、コミュニケーションにおいて言葉の価値は7%ほどであり、残りの93%はノンバーバル=非言語によるもの、つまり顔の表情、声のトーン、ジェスチャーによって人を判断しているそうです。

この学説は、言語を発音するときに表情筋の60~70%を使うといわれる、表情豊かなアメリカ人の説です。表情筋を20%しか使わなくても発音ができる日本語を母国語とするため、表情が乏しい傾向にある日本人にとっては、耳の痛い分析結果ですね。日本人は文化や歴史的背景から「言わずともわかる」「阿吽(あうん)の呼吸」という言葉があるように、相手の気持ちを察して行動する風潮があります。女性も控え目にすることが美徳とされ(それも表情の表現の一つではありますが)、表情筋をしっかりと動かして鍛える習慣が、あまりありませんでした。

私が継承する顔ヨガは美容のためにスタートしたエクササイズですが、最近では「笑顔の作り方」や「ビジネスに効く顔ヨガ」のリクエストが多く、男女年齢問わず、表情をより豊かにするための表情筋トレーニングとして日本に浸透しつつあるように思われます。

講演やセミナーで私が質問をすると皆さんが必ず困る一言がこちらです。

「笑顔のバリエーションは何種類お持ちですか?」

この機会に一度ご自身の表情の分析をしてみてはいかがでしょうか?目の開き方、口角の上げる高さ、前歯の見せ方、顔の角度によって笑顔のバリエーションは何種類にもなるでしょう。相手との関係性や場面によって、しっかり気持ちを伝える笑顔や柔らかい雰囲気を醸し出す表情が作れるようになります。少し工夫することで、表情に深みが生まれ、自信を持って笑顔を見せることができるはずです。

顔が引きつる、こわばる、どう動かしたら良いかわからないという場合は、是非とも顔ヨガを習慣にしてみてください。表情筋を意識しながら顔を鍛える方法を知ると、顔の筋肉が今以上に動かしやすくなり、自信を持ってノンバーバルコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。