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2010年02月25日

投資でお金を儲ける原則

 金融商品によってお金を儲けるためにはいくつかの原則があります。

 第一に、投資には時間とコスト(費用)がかかることです。働くかわりに投資の勉強をすれば、時間もコストの一部と考えることができるでしょう。時間もコストもかけずに、お金儲けできるような甘い話はありません。

 投資には、株式投資や国債などの債券投資、外貨預金、商品取引など直接金融商品を選択購入する場合と、投資信託のように専門家のノウハウから金融商品となったものを購入する場合があります。投資信託は、専門家が国内外の株式投資、債券投資、商品取引などほとんどの金融商品からその組み合わせと比率を収益率やリスクを考慮しながら金融商品として売り出すわけです。ですから、投資信託には、手数料が必要で、コスト(=手数料)がかかっています。

 実際に専門家にかわって投資するとなると、初心者からスタートするわけですから、それなりの時間とコストが必要です。仕事を持ちながら投資を趣味のように実践している人がいます。なかには成功している人もいます。しかし、実際に成功している人がそんなに多くはいないのかもしれません。なぜなら、時間もコストもかけずに成功できるなら、もっと多くの人がお金持ちになっているでしょう。

 また、投資では思い通りにならない、特に収益の利率を上げることはできないということです。銀行の預貯金であれば、一定率の利息を受け取ることができます。しかし、リスクのある投資では、利率はコントロールできない、結果としての収益率だということです。例えば、10%、20%という高収益を上げようと思ってもなかなか実現できないのが現実です。むしろ、大きな損につながるかもしれません。ですから、自分が納得できる、例えば「5%の利率が確保ができれば良い」というように一定の水準を持ち、それ以上ならばよしとし、それ以下ならばあきらめて深追いしないことです。

井戸美枝

井戸美枝

井戸美枝いどみえ

井戸美枝事務所代表

神戸生まれ。関西大学社会学部卒業。 ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士・キャリアカウンセラーとして、相談、講演、執筆活動を行う。複雑なお金にかかわる動きを、かんたんに読み解く経済エッセイストと…

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