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コラム 教育

2010年10月25日

朝起きられない子。親はどうする?

 朝なかなか起きられない子もいます。こういうときも、いきなり叱って起こすのはけっしていいことではありません。

 これについても、いろいろな工夫をすることが大切です。

 まず、大切なのは、毎日決まった時刻に寝ることです。決まった時刻に寝れば決まった時刻に起きやすいからです。

 毎日バラバラの時刻に寝ていれば、決まった時刻に起きるのが大変になるのは当たり前のことです。

 また、朝、親が部屋のカーテンを開けてあげて、朝日が差し込むようにするといいでしょう。これだと、体と意識が少しずつ目覚めることができます。

そして、時計も大事です。ある子は、自分の好きなオルゴールの曲が流れる目覚まし時計にしたら、目覚めが良くなったそうです。目覚まし時計を複数にしてうまくいった例もあります。

 目が覚めたらすぐ水を飲むのもいい方法です。枕元に水の入ったペットボトルをおいて、ストローも用意しておくのです。ストローなら横になったまま飲めるからです。水を飲むことで体がしゃきっとして起き上がれるようになります。

 寝るときに水で濡らしたおしぼりを枕元において、朝目が覚めたらすぐ顔を拭くというのもお薦めです。

 寝たまま手足をにぎにぎする運動をしたり、軽いストレッチをしたりするのもいいでしょう。

 朝の時間に、その子が好きなことができるようにするのもいいでしょう。それを楽しみに起きられるようになるからです。

 このように、その子に合ったいろいろな工夫をしてみましょう。それでも無理なら、またそういう工夫をするのが難しいなら、親が起こしてあげればいいのです。

 どうせなら、明るく楽しい起こし方をしてあげましょう。大人でも、家族に起こしてもらう人は大勢います。それでいいのです。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…

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