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コラム 教育

2013年08月22日

ケアレスミスを分析すると、ミスが減る

 テストのケアレスミスほどもったいないものはありません。本当はわかっていたのに、ちょっとしたうっかりで間違えてしまうのですから。

 子どもによっては、ケアレスミスによって毎回10点くらい損をする子もいます。

 そして、返ってきたテストを見せられる親にとっても、ケアレスミスは悔しいものです。子どもに「もっとちゃんと問題を読まなきゃダメでしょ」などと言っても、返事ばかりで一向に改善される気配がありません。

では、どうしたらいいのでしょうか?

 ケアレスミスを減らすためにまず大切なのは、自分がどんなミスをするか、本人が自覚できるようにしてあげることです。

 そのためには、ミスを分析することが必要です。今までのテストを見て、次のような項目のどれに当てはまるミスが多いか分析するのです。

1. 問題の読み違いと早合点
2. 計算ミス
3. 書き写しの間違い
4. 単位の間違い
5. 指示通りに答えなかった
(項目は学年や教科によってかえます)

 これをするときは叱りながらでなく、探偵ごっこのようなノリで、親子で楽しみながらやってください。つい余分なことを言ってしまう親が多いのですが、それだと子どものやる気が一気にしぼんでしまいます。

 このような作業によって自分のミスの仕方が自覚できるようになると、テストの最中に気がついてケアレスミスが少なくなるのです。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…

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