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コラム 環境・科学

2010年07月15日

世界一の環境技術大国 日本の底力

 日本は、経済の勢いでは、中国や韓国に抜かされている面がここ数年感じさせられることが多いのですが、環境技術に関してはまだ、世界一を維持しています。

 燃料電池車は、水素と酸素を反応させて電気を作り、二酸化炭素を全く排出しない「究極のエコカー」といわれていますが、先日、トヨタ自動車さんが、2000年頃は、1台製造するのに、100,000,000円(1億円)のコストがかかるといわれていましたが、大幅な技術革新の成果で、1台あたり、500万円と従来の20分の1にまでコストを下げ、2015年頃の販売に目処がついたそうです。

 これは、日本の研究者の地道な努力が、世界を驚かす、究極の形として実を結ぼうとしている好例だと思います。

 いくら環境にいいからといっても、あまりにも高いものは、消費者の方が気軽に手を延ばすことができないと思います。ソーラーパネルを家で取り入れるのに、今は200万円程度かかりますが、個人的には、80万円程度まで下がれば、もっと多くの方が購入していただける気がします。

 環境のためだからといって、消費者の方に価格や技術的な問題で、充電できないと、1日80キロ以上は走れない車など、負担をかけ続ける状態は、今はまだ発展途上だからしょうがない面もあるかもしれませんが、供給する側のおごりもある気がします。

 環境イベントに参加させていただいても、同じように会場によっては、もちろん口にだすことはありませんが、関係者が適当に流していることの、いいわけをされていないかなぁと感じることもあります。

 発展途上の分野だからこそ、「世界一の環境大国 日本」を維持し続ける努力を関係者みんなで意識していただけたら幸いです。私もまだまだ発展途上ですが、世界最高峰の環境パフォーマンスを追求していきたいです。

らんま先生

らんま先生

らんま先生らんませんせい

eco実験パフォーマー

本名:石渡学(いしわたまなぶ) 1995年インドネシアにて植林活動、農業アシスタントを経て帰国。国内で先生を10年間務めた後、環境パフォーマンスを追求するため退職。ジャグリング・マジックコンテス…

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