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コラム 環境・科学

2010年05月14日

環境パフォーマンスを通して 食料自給率

 環境パフォーマンスの際、食料自給率について触れることがあります。
今回は、この「食料自給率」についてお話したいと思います。

 日本の食料自給率は、現在41%程度といわれています。これは、全国平均で41%ということ。さて、ここでクイズです。

 東京都の食料自給率は、何パーセントだと思いますか?
(1)1% (2)2% (3)201%

 答えは、(1)1%。ほとんどが、日本全国と外国からの輸入で食べ物を調達しています。(2)2%は、大阪府。 と、都会では食料自給率は低く、(3)201%は、北海道です。ちなみに、日本国内で食料自給率が、100%以上なのは、北海道、青森、秋田、山形、岩手県の5件だけです。

 少しでも食料自給率を高め、フードマイレージを減らすための、近くでできた食べ物を選ぶ「 地産地消 」という言葉をスーパー、飲食店などでも目にすることが多くなってきました。
この「 地産地消 」とは、「その土地でできたものは、近くで住む人が食べたほうが、味もよく新鮮で身体にもいい」という考え方です。

 最近は、地元で採れた新鮮な野菜を、小学校の給食でだす学校も増えてきています。
食料自給率、地産地消という考え方を浸透させていく試みとして最近注目されているのが、米を使った米粉です。この米粉を使ったパンがパン屋さんなどで見かけることも増えてきました。らんま先生も、一昨年、米粉を使ったお好み焼きを始めて食べましたが、小麦粉にくらべさっぱりしていて腹もちもよく美味しかったです。

 最後にクイズですが、日本人全員が、1か月間で何個の米粉を使用したパンを食べると、日本の食料自給率が1%あがると思いますか? 
 (1)30個 (2)300個 (3)3個

 答えは(3)3個です。

 お手頃な地元の野菜や、米粉を使ったパンを機会がありましたら食べてもらえたら幸いです。らんま先生としては、身近な食や環境について楽しむ気持ちを忘れず、ほんのちょっとでも関心を持ち続ける方が一人でも増えてもらえたら嬉しいです。

☆参考文献 『子ども達が地球を救う50の方法』(ブロンズ新社)

らんま先生

らんま先生

らんま先生らんませんせい

eco実験パフォーマー

本名:石渡学(いしわたまなぶ) 1995年インドネシアにて植林活動、農業アシスタントを経て帰国。国内で先生を10年間務めた後、環境パフォーマンスを追求するため退職。ジャグリング・マジックコンテス…

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