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2009年07月31日

違いを楽しむ

 頭では分かっているけれど、ムカッときたり、
イライラする原因のひとつに「人との違い」がある。

仕事大好きなわたしは、かつては、
みんなもそうだと思っていた。

そして、部下に対して、
「どうしてもっと楽しそうに仕事できないの?」
そう突っ込んでいた。

「わたしは、大谷さんじゃないです。
そんな、仕事ばっかりの生活なんて嫌です」
と、切り返されてかなり落ち込んだ。

講師という仕事に出会って
自分らしく働けるようになつた今は、
「人は人。それぞれに合った働き方をすればいい」
そう思えるようになった。

 これが、夫婦となると、毎日のことだけにかなりストレスになる。
わたしの友人はお酒が大好き。でも、彼女の夫は飲めない。
それだけに、彼女が酔っ払って夜中に帰ると、
「お酒を飲む人の気が知れない」
と、冷たく言われるらしい。

彼女は彼女で言い返す。
「楽しく飲んで帰っているのに、
人を不機嫌にさせるようなことを言うなんて。
わたしこそ、あなたの気が知れない」
と結構険悪になるらしい。

でも、ココロに余裕がある時は、
「彼は、飲まないから、駅まで車で迎えにきてもらえるのよ」
と、重宝にしている。

 わたしは、人が好き。
だから、取引先の会社にもとっても興味がある。
「こんな情報喜ぶかなあ」「これを教えてあげようかなあ」などすぐに思う。

でも、意外と講師をしていても、
人に興味のない人もたくさんいる。

そんな講師を身近にみると、つい、突っ込んでしまう。
「人に興味ないのに、よく講師なんてやるね」

でも、その講師が悪いわけじゃない。アンケートの評価も良かったりする。
良いスキルや技術を教えてもらったらそれでいい人だっていっぱいいる。
よけいな一言を言っているのはわたしのほう。

でも、自分に素直な時は、その講師の技術やスキルを
ちゃんと聞いて勉強しょうと思う。

人って、自分に余裕が無い時は、
人との違いをなかなか許せなかったり、
人との違いにイライラしたりする。

でも、自分に余裕があると、人との違いを笑っていられる。
「人は自分とは違う」「お互いの違いを活かしあうことが大切」
「人との違いを楽しむように」
なんて偉そうなことを言っているくせに
自分の心に余裕が無いと、
「なぜ、あなたは、わたしと違うの」と、責めてしまう。
つくづく、反省。

ほんと、お互いの違いを受け止め合って、
楽しい会社、楽しい地域、楽しい国家が作れたらどんなに素敵だろうか。 
そんな事を思う今日この頃だ。

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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