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2016年03月01日

うまく行かない時の対処法

 傍目からうまく行っているように見えても、うまく行かないことなんて山ほどある。夫婦、親子、上司と部下、ビジネス、事件は、次から次に起こる。思うように仕事が入らないこともあれば、やりたい仕事がやれないこともある。それだけじゃなく、

「いったい、わたしは何がしたいのだろう」
「このまま、こんなことをして良いのだろうか」

と、壁にぶち当たることはいっぱいある。普段は、偉そうに、「モチベーションマネジメント」などと言っているくせに、自分の心が折れそうになったりする。それどころか、

「何もかも辞めて、旅に出たい」
「どこかに引きこもったら楽だろうなあ」

などと、逃避的考えになったりする。そんな時に限って、他人は、みんなうまく行っているように見えて、余計に落ち込む。

 そんな時のわたしの対処法。ありきたりだけれど、

「わたし、うまく行ってないんだ」

と、まず、真摯に受け止める。そして、旅でもいい、温泉でもいい、まずは、いつもと違う場所に身を置いてみる。すると、

「わたしって、小さいよなあ」

と、少しだけ客観的に自分を見ることができる。

 そして、いろんな人にアポを取る。とにかく、人と会う。いろんな人と会っていると、新しいアイデアが出てくる。そんな時に大切なのは、刺激をくれる仲間。ありがたいことに、わたしには、そんな友人がたくさんいる。普段、お互いに忙しくて、なかなか会えないだけに、

「スケジュール合わせるから・・・」

と言うと、わりと会ってもらえる。ひょっとすると彼らがわたしの財産かも。

 彼らと会っていると、新しい考え方をもらえたり、自分の知らない世界の情報をもらえたりする。そんな相手は、かつての同級生であったり、取引先であったり、30代の時のブレーンだったりする。今では、みな責任ある立場で活躍している。決して、わたしに癒しの言葉なんてくれない。もちろん、わたしも甘えたことなど言わない。再会した時の合言葉は、お互いに、

「なにか、新しい情報ある?」
「最近、おもしろいことあった?」

そんな話をしていると、元気になってくる。それが今の、わたしの対処法。もちろん、人それぞれの対処法は違う。大切なのは、うまく行かない時の対処法を持っていることだと思っている。

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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