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2021年06月07日

SNSを使う意味と目的

前回、WebマーケティングにおいてSNSは始めやすい入口であると書きましたが、ただ闇雲に記事を投稿すれば良いというものでもありません。SNSの利用において、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

SNSといっても、定番のツイッターやフェイスブック、最近流行のインスタグラムやTikTok、最近大きな話題になったクラブハウスなど、さまざまなものがあります。LINEやYouTubeも、厳密には違うという意見もありますが、SNSの1種と考えられます。
各々のSNSそれぞれに特徴やメリット/デメリットがあり、利用世代や職業にも特徴があります。たとえばフェイスブックは比較的利用者の年齢層が高く、ハイテク系企業の社員が多いと言われています。インスタやTikTokは、若い世代が多いイメージです。

これらからどのツールを選ぶかが、最初のハードルです。すべての特徴についてここでは書き切れませんし、宣伝したい商品やサービス、ターゲットの年齢層によって選択は変わってきます。ただ、可能であれば一通り試してみるのが良いでしょう。人の投稿を見ているうちに、投稿のお作法とか、どんな人がいるかがわかってくるからです。しかし、動画系はコンテンツを作るハードルが高いので、最初は避けた方が無難かもしれません。

ツールを選んだら、いよいよ投稿を始めましょう。よく「何を書けば良いのか?」と困る方がいらっしゃいますが、最初はあまり深く考える必要はありません。とにかく投稿することを習慣化することが大切です。最初がんばっても、途中で続かなくなる人が圧倒的に多いのです。

しかし、なるべく避けた方が良い話題もあります。それは「宣伝」です。「宣伝のためにやるのだから、何が悪いことがあるものか」と思うかも知れませんが、テレビ番組のコマーシャルだけを見たいと思うでしょうか?あるいは、番組を飛ばしてコマーシャルだけ見るでしょうか?逆ですよね。録画して見る場合にはコマーシャルは飛ばすという人が大半だと思います。中には見て面白いコマーシャルもありますが、今の消費者は本質的に宣伝など見たくないのです。

投稿が習慣化したら、フォロワーを増やして行きましょう。フォロワーを増やしていくためのポイントはなんといっても「面白い」コンテンツを投稿することです。面白くて、宣伝ではない投稿とはどのようなものなのでしょうか?

たとえば飲食店であれば、新メニューの告知とともに、食材へのこだわりや調理方法の工夫を紹介するということが考えられます。その他、お店の人気メニューのレシピを公開するなども人気が高いようです。コロナ禍で人気レストランのシェフがYouTubeなどに調理の様子を投稿しているのを見かけることが多くなりました。

他にも、業界の裏話とか、一般の人は知らない業界の常識なども良いでしょう。大切なのは、「自分が伝えたいこと」ではなく、「他人が知りたいこと」を投稿することです。簡単なことではありませんが、これができればSNSはビジネスにとって非常に強力な武器になります。

大越章司

大越章司

大越章司おおこししょうじ

株式会社アプライド・マーケティング 代表取締役

外資系/国産、ハードウェア/ソフトウェアと、幅広い業種/技術分野で営業/マーケティングを経験。現在は独立してIT企業のマーケティングをお手伝いしています。 様々な業種/技術を経験しているため、IT技…

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