2011年04月25日

困難に打ち勝とう

 長い人生、時には悩み苦しみ、いたたまれず逃げ出したい!投げ出してしまいたい!いっそ何もかもゼロにしてしまいたい!という状況を誰もが幾度となく経験し、体験することがあるだろう。勿論、精神力の違いや捉え方の違いによって感じ方の相違は有るかもしれないが、辛いことは無いに越した事は無い。もし難局に直面したならば、周囲の力を借りながら、何としても打開して抜け出ねばならないのだが...

 平成23年3月11日の昼下がり、何の前触れもなく突然東日本の広域を襲った大地震。加えて甚大で空前絶後の大津波による被害は、実に多くの尊い命を奪い、家族を切り裂き、何もかもを飲み込んでしまった。世の中にこれほど納得の出来ない苦しみが他に有るだろうか。こうした自然の驚異がもたらした現実の前においては、私たちが経験する悩み苦しみ、辛いことなど取るに足らぬ、些細なことに思えてならない。

 今、私たちはこの未曾有の大惨事から立ち直り、必ず復興し、蘇らなければならないのだ。「チーム日本!」「がんばれ日本!」「絆!!」と盛んに叫ばれている。たとえその道のりが、とてつもなく辛く苦しくとも、皆が力強く、辛抱強く、粘り強く、前向きに進まなければならない。正に日本が一つになり、皆で支えあって成し遂げなければならないのだ。

 でも希望はある。私達にはあの敗戦から見事に立ち直り、戦後復興を成し遂げた実績と経験が有るからだ。これまで長きに渡り、経済大国ニッポンと浮かれて気を抜いてきた我々が、たとえ何年、何十年掛かろうとも必ずその日が来ることを信じて、今こそ超努弩級の逆境から見事に立ち直って、日本の底力を世界の人々に再認識してもらおうではないか。

 ただ残念なことは、大津波が原因とはいえ、原子力発電所からの放射能漏れ事故が起こってしまったことだ。これは計り知れない打撃となり、多くの地域住民、農業、水産業、その他産業を含め、日本国民のみならず世界中の人々に不安を与え、それに伴う経済への多大なる悪影響を及ぼしてしまった。回復までにかなりのエネルギーと時間を要するだろうが、いかなる状況にあろうとも、復活すると信じたい。

 私達は、この辛い出来事から、多くの教訓と、忘れかけていた大切な物に気付かされ、行動に移している。今日からは、この苦難に向かい、逆境をバネにこれまで以上に前向きで直向な人生、経営をしていかなければならないと思う。でなければ、実に多くの犠牲になられた方々を、更に悲しませることになるからだ。

 改めて、被災された皆様への心よりお見舞いと、亡くなられた方々への心からのお悔やみを申し上げたい。