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2014年09月19日

産休育休明けの復職支援は「チームプレイ」がカギ

最近増えているご相談に、産休育休明けの復職支援をどのようにしたらよいか、といったものがあります。時間短縮制度を利用しながら復帰をされる方も多い中、上司も本人も、そして周囲も悩みます。それぞれがうまく関わりあって成果につながるように働くには、どうしたらいいのでしょうか。

今回は、まずは復職される女性本人の課題から考えてみたいと思います。

先日、あるイベントで、復職ランディングセミナーというものを担当させていただきました。内容は、復職を控えている、もしくは時短を利用しながら働き始めた女性を対象として、これからも活躍し続けるために、この節目を前向きにとらえて自分なりのワークライフバランスを検討していただく、というものでした。

そのセミナーに参加された皆様から上がってきた声は「不安」です。管理職研修で相談を受ける内容として「権利の主張として使っている女性がいて、対応に困る。注意もできないし・・・。」という悩みがあるのですが、やはり「自分で受けたい」とセミナーに来られる方はそうではなく、「キャリアも考えたい。だからこそ両立に対して不安を感じる。」という方ばかり。

主な不安の声は

「自分だけお先に失礼します、というのが申し訳ない」
「提案したいことがあっても、結局は自分ができないので思っても言わない。今は、粛々と目の前の仕事をこなすだけ」

といったもの。

この悩み二点に共通して欠けている視点は「チームプレイ」です。会社としてやったほうがいい、と思う課題は自分一人では解決できないことばかりで、これはお子さんがいてもいなくても一緒です。気づいた課題は声に出さないと会社に貢献できません。会社にとって、周囲にとって「すべきことだ」と思うことを言い、実施することが貢献に繋がります。繰り返しですが、その際に自分一人でやるのではなく、周囲にどう関わってもらったらいいのか、チーム単位で考えていくことが大事です。その際、私はここまでできる、という範囲を周囲に伝えてみてはどうでしょうか。

そして、お先に失礼しますと言うのが申し訳ない、という悩みですが、当然時間は限られています。その時間にあがらなければ保育園にお迎えに行けません。そう、時間の件はどうしようもないことなのです。また一方、子どもは成長していきます。ずっと同じ状態が続くわけではありませんので、「今、そんな自分ができることは何だろう。」これを考えてみます。つまり、時間以外でできること、です。

子育てなどの時間に関係なく、私たちはチームで働く以上、ギブ&テイクです。ここのルールで社会は回っています。時間では返せないが、他のことで周囲に返せることはないだろうか・・・。ここをちゃんと考えていただく必要があります。

実際にセミナーでは、そういったことを考えていただくこともあり、意外と「これだったら返せる!」と発見される方も少なくありません。

そして、何よりもセミナーで皆さんに考えていただくのが、「産休育休前にやりがいだったこと」と「培った強み」です。しばらく仕事を離れていると、成功体験や自分の持っている力を忘れるものです。今一度、思い出していただくことで、しっかりと仕事に向き合い、スタートが切れるのではないでしょうか。

次回は、そんな産休育休/時短制度を利用する女性がいるチームをどう率いるのかなど、管理職側の課題について考えてみたいと思います。

藤井佐和子

藤井佐和子

藤井佐和子ふじいさわこ

キャリアアドバイザー

個人と企業からの依頼によるキャリアカウンセリングは、延べ17,000人以上の実績。学生からシニア層まで年齢や性別を問わず、自分らしいキャリアデザインをするための選択とアクションに向けたカウンセリングを…

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